Amazonは、2021年4月13日にAmazon Echoシリーズの新製品「Amazon Echo Show 10」の新製品発表会をオンラインで開催した。製品発表会にはゲストに関根勤さんと関根麻里さんが登場、「Echo Show 10」の機能を体験した。
「Echo Show 10」はモーション機能付きのスマートディスプレイを搭載した製品。グループ通話、外出先から内蔵カメラへのアクセス、定型アクションの共有など、Amazon Alexaの新たな機能も発表された。
モーション機能を搭載した「 Echo Show 10」の予約販売がついに開始!4月14日の出荷開始に先立ちイメージ動画を公開
人の動きに合わせてスクリーンが左右に自動で追従、第3世代「Echo Show 10」年内に発売 価格は29,980円
関根勤さん親子がEcho Show 10の新機能を体験
新製品発表会では、理想の親子ランキング上位の関根勤さんと関根麻里さんがゲストとして登場し、実際にEcho Show 10を体験する内容で進行した。
イベントでは、Echo Show 10の一番のポイントであるモーション機能を体験。これは「Echo Show 10」本体が人を検知して、その方向に画面を自動的に向ける追従機能(350度)。部屋のどこからでもスクリーンを見ることができる便利さに、二人は「何かをしながらでも使えるのがいいですね」 「目と耳、両方から情報が入ってくるのがいい!」と便利さを実感している様子だった。
そのほか、関根勤さんがAlexaと”AI時代のモノマネ王を決める”「モノマネ対決」を実施。対決では、「ドラえもん」「ルパン三世」「ばいきんまん」のモノマネをAlexaと関根勤さんが交互に披露した。麻里さんからは「Alexaの声はクリアで聞きやすくて良い!」と「Alexa」を推す声もあるなか、関根さんも善戦し、最終的に麻里さんが判定して勝利したのはまさかの「Alexa」だった。勤さんは「もっといっぱい聞きたい!」麻里さんは「子供たちと一緒に遊べそう」とそれぞれコメントした。
Alexaの新機能
「Echo Show 10」で、Alexaに加わった新たな機能は次の通り。
グループ通話
グループ通話は、最大8人のユーザーが、Echo Show 10などのAlexa対応デバイスから音声通話やビデオ通話に参加することができるようになる機能。
グループ通話に参加するには、まずAlexaアプリの「設定」から「コミュニケーション」をタップし、拡張機能を有効に。その後、Alexaアプリ画面下の「連絡」を選択し、右上のアイコンをタップし、 「新規」、そして「グループを追加」を選択。グループに含める連絡先を少なくとも2つ選択し、グループの名前を設定したら、「アレクサ、(グループ名)に連絡して」と話しかけることでグループ通話が利用できる。
外出先から内蔵カメラにアクセスし部屋の様子を確認
Echo Show 10では、スマートフォンのAlexaアプリからEcho Show 10の内蔵カメラにアクセスし、ライブビューが視聴できる機能が利用できる。ユーザーは外出先からカメラに安全にアクセスし、広い視野角と回転機能で、部屋の中を見わたすことができる。ライブビューの視聴のほか、マイクアイコンをタップして相互通話をしたり、スマホ画面を操作してライブビューを拡大表示したり、デバイスの内蔵カメラを遠隔操作して左右に回転したりすることができる。(*1)
Alexaの「定型アクション」を友人や家族とシェア
Alexaの「定型アクション」は、1つのフレーズ(例:「アレクサ、おやすみ」)で、Alexaが天気情報や音楽を流すなど複数のことをセットで実行してくれる機能。
ユーザーはこうした定型アクションを友人や家族とURLやQRコードで簡単にシェアできるようになった。定型アクションを共有するには、Alexaアプリ内で共有したい定型アクションを選択し、右上の縦3点リーダーを選択して、「定型アクションを共有」をクリックする。画面に従って共有用のURLを作成すれば、ご利用のメールやSNSからそのリンクを共有することができる。
公式の「Alexaでルーティンをはじめよう」で詳細が確認できる。定型アクションを活用したAmazonお薦めのモーニングルーティンや携帯デトックスのリマインダー、登校アラームなどが紹介されている。
ABOUT THE AUTHOR /
神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。