ソフトバンクRの配膳・運搬ロボット「Servi」を高齢者向け住宅で活用実験 食堂スペースで配膳と下膳を担当

株式会社ジェイ・エス・ビーと高齢者住宅の運営管理を行うグループ会社である株式会社グランユニライフケアサービスは、ソフトバンクロボティクスの配膳・運搬ロボット「Servi」(サービィ)をジェイ・エス・ビー社が運営するサービス付き高齢者向け住宅「グランメゾン迎賓館京都嵐山」に試験導入した。実施機関は4月19日(月)〜4月23日(金)まで。「Servi」を高齢者住宅で実証実験するのは初めて。


配膳ロボット導入の背景

これまでジェイ・エス・ビーは新型コロナウイルスの感染拡大防止に努めながら、高齢者住宅でのサービス提供を行ってきた。今回、入居者及び従業員にとってより安心したサービスが提供できるよう、また従業員の負担軽減と生産性向上の両立を目的とし、「Servi」を試験導入する。「Servi」は高齢者住宅の食堂スペースでの配膳と、食べ終わったあとの下膳を行う。「Servi」の活用により、配膳サービスの質を低下させることなく1名にて対応できる効果を見込む。

「Servi」の実証実験に先駆け、「グランメゾン迎賓館京都嵐山」と「グランメゾン迎賓館大津大将軍」にて、3月25日(木)よりソフトバンクロボティクス株式会社の除菌清掃ロボット「Whiz i」(ウィズ アイ)を導入している。入居者にとっては初めてのロボットとの共生に最初は戸惑いもあったが、次第に愛着が沸き、今では入居者のペットのような存在になっている。入居者と従業員から愛称を募集したところ、予想を上回る応募があったという。


Servi(サービィ)概要

Serviは高性能のセンサーを装備し、スムーズかつ安全な移動を実現。前方死角なしで、人や物を滑らかに避け、料理などを安定的に運ぶ。狭い通路では60cm幅まで通過することが可能で、人とのすれ違いもスムーズ。360°どこからでも料理などの運搬物を載せられ、重い食器や複数の料理なども一度に配膳する事が可能。




ジェイ・エス・ビーグループについて

ジェイ・エス・ビーグループは1976年の創業以来、全国で学生マンションの運営管理を手掛け、現在では北海道から沖縄まで学生向け賃貸仲介店舗「UniLife」(ユニライフ)79店舗を展開、2020年4月時点で73,150室を管理している。高齢者住宅事業へは2011年より参入し、高齢者向け住居の企画開発、運営及び紹介事業を行っている。函館、仙台、滋賀、京都、大阪、福岡でサービス付き高齢者向け住宅を中心に14棟を運営している。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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