Googleは快適な睡眠や目覚めをサポートするGoogleアシスタント搭載スマートディスプレイ「Google Nest Hub」(第2世代)を5月5日(水)より国内で販売することを発表した。希望小売価格は11,000円(税込)。
Google Nest Audioと同じオーディオ技術を採用
新しいGoogle Nest HubのスピーカーにはGoogle Nest Audioと同じオーディオ技術を採用し、前モデルよりも低音が50%向上。また、YouTube MusicやSpotifyなどの音楽、ポッドキャスト、オーディオブックや、Netflix、Hulu、ABEMA、U-NEXT、YouTube Premiumなどのサブスクリプションサービスでお気に入りの動画コンテンツを楽しめる。クイック ジェスチャーも搭載し、ディスプレイの前で手を動かすだけで、コンテンツを一時停止したり再生したりすることができる。
睡眠の質を向上する新しい機能を追加
毎日の生活を便利にするGoogle Nest Hubに睡眠の質を向上する機能が加わった。近年、睡眠トラッキングが注目を集めているが、就眠中にカメラやウェアラブル端末を使いたくないユーザーもいる中、全く別の方法で睡眠を解析する。
Google Nest Hubには睡眠トラッキングと改善に役立つ睡眠センサーを搭載。睡眠センサーはMotion Sense(Soli低エネルギーレーダーテクノロジー)を活用している。これにより、ディスプレイの最も近くにいる人の動きや呼吸に基づいて、カメラやウェアラブルを使用することなく、睡眠の長さや就寝スケジュールなど睡眠の質を解析する。また、内蔵マイク、光センサー、温度センサーが、咳やいびきなどの睡眠障害、周囲の明るさ、温度の変化などを検出するため、なにが睡眠に影響を与えているかを分析する。
毎朝、ディスプレイに睡眠レポートが表示されるほか、「OK Google, 昨日の睡眠はどうだった?」と話しかけることで、いつでも睡眠状況を確認できる。睡眠センサーはAndroidまたはiOSスマートフォン端末のGoogle Fitアプリと連携し、睡眠レポートをその他の健康情報と一緒に表示することもできる。また、睡眠センサーはユーザー自身の就寝スケジュールや就眠に関するアドバイスも提供する。睡眠の解析を数日行うと、自分の睡眠状態について注目すべき点、それらが重要な理由、睡眠の改善に役立つ提案をまとめたレポートを表示できる。
プライバシーに配慮し初期設定では無効
なお、睡眠センサーはプライバシーに配慮し、初期設定では無効になっている。ユーザーが機能を有効にするとディスプレイにインジケーターが表示され、オンになったことをお知らせ。Motion Senseは動きのみを検出するため、体や顔は検出しない。咳やいびきの音声データはデバイス内で処理され、Google のサーバーには送信されない。また、マイクを無効にする物理スイッチやMotion Sneseなどの設定により、睡眠センサーをいつでも無効にすることができる。睡眠データはいつでも確認または削除することができるほか、プライバシーに関する取り組みに従い、パーソナライズド広告には使用されない。
Fitbitの睡眠トラッカー機能との連携も検討
Google Nest Hubの睡眠センサーは来年までプレビュー版として無料で利用できる。GoogleはFitbitの睡眠トラッカー機能との連携も検討している。Google Nest Hubを使えば、たとえ睡眠センサーを有効にしていなくても、就寝や目覚めが快適になるようサポートする。就寝時間にディスプレイの輝度を下げたり、「夜のおすすめ」ページから入眠を助ける音を選んでリラックスできる。起床時にはめざましディスプレイによって、ディスプレイの輝度とアラームの音量が徐々に上がる。もう少し寝ていたい場合には、Motion Senseを使って手の動作だけでアラームをスヌーズすることもできる。
販売情報
新しいGoogle Nest Hubの希望小売価格は11,000円(税込)。カラーはどんなお部屋にも馴染むChalkとCharcoalの2色展開。エッジレスデザインを採用した Google Nest Hubは、クリーニングなどのお手入れが簡単になり、筐体の54%にリサイクル素材を採用している。
Google Nest Hubは5月5日(水)よりGoogleストアをはじめ、各地の販売店やオンラインサイトで購入可能。
【Google Nest Hub 取り扱い予定の主要な店舗・オンラインサイト】
エディオン(株式会社エディオン)
Google ストア(Google)
ケーズデンキ(株式会社ケーズホールディングス)
上新電機(上新電機株式会社)
ノジマ(株式会社ノジマ)
PCデポ(株式会社ピーシーデポコーポレーション)
ビックカメラ(株式会社ビックカメラ)
ベイシア(株式会社ベイシア)
ヤマダ電機(株式会社ヤマダ電機)
ヨドバシカメラ(株式会社ヨドバシカメラ)
楽天ブックス(楽天株式会社)
コストコ(コストコ ホールセール ジャパン株式会社)
Googleストア
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。