地球滅亡を目前にしてなぜ踊り続けるのか?本格的VRショートアニメーション「Last Dance」Steam、VIVEPORTで発売

株式会社講談社VRラボと株式会社DEGICAはVRショートアニメーション「Last Dance」を2021年4月15日からSteam及びVIVEPORTで発売することを発表した。


あらすじ

近未来の地球。人類は戦争を止めることができず、結果、人類自ら地球を破壊してしまう。皮肉なことに人間の知恵によって作られたAIだけがあるミッションを授けられ、宇宙に生き延びる。そのミッションとは「人類の再生」。AIはミッション通りに地球と人類文明を何度も何度も再生させ続けた。しかし、人間の絶滅のサイクルは止まらない。


AIは滅亡を目前にして、踊り続ける一人の女性の存在に気が付く。なぜ死を目前にして彼女は踊るのか?「最後のダンス」を踊る理由を尋ねるためAIは初めて地球に降り立つことを決心する。この二人の出会いが地球の運命を大きく変えていくことになる。







Last Danceについて

VRというメディアでのストーリーテリングの歴史は浅く、ストーリー開発、演出手法そしてビジュアルソリューションの探求は始まったばかり。そんな中「Last Dance」はシームレスでスムーズな空間移動、アイトラッキングシステムを使ったキャラとプレーヤーのアイコンタクト、Unityのシェーダー、エフェクトやパーティクルを駆使したビジュアル表現など、多くの人たちと共有に値する演出技法とテクニカルソリューションが満載の作品。壮大なスケールとVRならではの演出で多くの国際映画祭に評価されている。


【受賞歴】
Siggraph Asia VRシアター上映作品
ルミエールジャパンアワード 2020 VR部門 特別賞
高雄映画祭 2020 XR Dreamland 招待作品


ディレクター 半崎信朗氏からのコメント

この話は「神のごとく全能なAIが、人間の女性に恋をする」という遠い未来の「神話」です。しかし、人知を超えたAIが、人間のどこに魅力を感じて恋心が芽生えるのでしょうか?もしかしたら、永遠に生き続けられるAIにとっては、走馬灯のように短い人の一生が、重力に縛られた不自由な肉体が、そして、その限界の中で煌めくダンスが、妙に魅力的に映るのかもしれません。そんなAIの目を通して、人間という存在の儚さと、それゆえの愛おしさを、再発見できるVR体験になってくれたら本望です。


プロデューサー 講談社VRラボ 代表取締役社長 石丸健二氏からのコメント

はじめて長編VRアニメーションを制作しました。半崎監督と二人三脚でオリジナルの物語を練り上げ、弊社スタッフを中心に多くの世界のクリエイティブと技術が結集し、VRというメディアの良さを生かし切った素晴らしい作品に仕上がりました。ご尽力いただいた皆様に心から感謝いたします。しばらくは映画祭での出展が中心ですが来年には配信や、イベントでの公開を予定しておりますので楽しみにしていてください。


制作スタッフの3人がLast Danceの魅力について語る

監督 半崎信朗氏

振付 北村明子氏

音楽 横山裕章氏

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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