Mira Roboticsが「ugo株式会社」に社名変更 総額2.25億円を資金調達 佐藤 知正氏、緒方 貴紀氏、新谷 圭次郎氏を招聘

Mira Robotics株式会社は2021年5月より社名を「ugo株式会社」(ヨミ:ユーゴー カブシキガイシャ)とし、”人とロボの融合でサステナブルなワークスタイルを実現する”をミッションに、プロダクトと企業をブランディング統一したことを発表した。社名変更に先駆け、三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合、大成株式会社、きぼう投資事業有限責任組合、およびKSP6号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資により、シリーズAラウンドとして総額2.25億円の資金調達を実施した。今回の資金調達により、シードラウンドからの累計調達額は3.85億円となった。

引受先会社一覧
・三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合
(無限責任組合員 三菱UFJキャピタル株式会社)

・大成株式会社

・きぼう投資事業有限責任組合
(無限責任組合員 横浜キャピタル株式会社)

・KSP6号投資事業有限責任組合
(無限責任組合員 株式会社ケイエスピー)


経営体制を強化するため、3名を招聘

前回ラウンドでは警備向けugoの市場適合を達成し、実用できることをパートナー各社とも確認。今回の調達資金では本格商用化へ移行したugo警備ソリューション向けのロボット量産を実現するとともに、経営体制の強化を図り、今後の開発・ロボット生産・サービス提供体制の強化や、警備以外の分野への事業拡張を見据えた本社移転を実施している。

経営体制の強化については、CPS(サイバーフィジカルシステム)戦略アドバイザーとして、東京大学佐藤知正名誉教授、AI(人工知能)戦略アドバイザーとして、株式会社ABEJAの元CTO緒方貴紀氏、社外取締役に三菱UFJキャピタル株式会社 新谷圭次郎氏を招聘(しょうへい)した。


招聘した3名について

CPS(サイバーフィジカルシステム)戦略アドバイザー
佐藤 知正氏


東京大学名誉教授。1976年 東京大学大学院工学系研究科産業機械工学博士課程修了。工学博士。東京大学大学院工学系研究科博士課程終了後、通商産業省工業技術院電子技術総合研究所(現在の産総研の前身)のセンター教授、東京大学先端科学技術研究センターや工学系研究科機械情報教授などを歴任。研究領域は、知的遠隔作業ロボット、環境型ロボット、地域のロボット。日本ロボット学会会長を務めるなど、約50年にわたりロボット研究に携わる。

AI(人工知能)戦略アドバイザー
緒方 貴紀氏


2011年 九州大学工学部電子情報工学部卒業。2012年9月に株式会社ABEJAを共同創業。コンピュータービジョン・機械学習の応用研究やプロダクト開発、組織マネジメント、技術ブランディング等を行う。2020年9月よりフリーランスとして様々な企業の支援を行いながら学術機関にて研究員として研究活動を進める。

社外取締役
新谷 圭次郎氏

2005年 中央大学理工学部情報工学科卒業。KDDI株式会社に入社し、海外でのデータセンター立ち上げや、インフラネットワーク構築などを行う。2018年1月に三菱UFJキャピタル株式会社に入社。日本・イスラエル・米国のテックスタートアップへの投資を担当。2020年11月ディープインサイト株式会社 取締役に就任。2021年3月当社の社外取締役に就任。
関連サイト
ugo株式会社

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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