株式会社Mobility Technologies(以下、MoT)は星付き有名店をはじめ、各方面から高い評価を得ている銘店の商品をタクシー乗務員が玄関までお届けするタクシーデリバリー専用アプリ「GO Dine」(ゴーダイン)を2021年5月19日(水)より都内一部エリア(東京都千代田区/中央区/港区/新宿区/文京区/江東区/品川区/目黒区/大田区/世田谷区/渋谷区)でスタートすることを発表した。
コロナ禍に打撃を受けるタクシー業界と飲食店に新たな送客を
今回スタートするタクシーデリバリー専用アプリ「GO Dine」は、タクシーデリバリーに特化した日本初のアプリ。タクシーだからこそ運ぶことができる、高クオリティな飲食店・メニューを揃え、注文から決済までをアプリ内で完結することができる。
これまでは電話注文やブラウザからの注文が主流となっていたタクシーデリバリーをアプリ化することにより、ユーザーの注文ハードルを下げ、店舗・タクシーへの送客を後押しする。また、タクシー事業者・飲食店ともに負担となっていたオペレーション部分が省人化され、負担が軽減されることにより、双方のフードデリバリーへの取り組みのハードルを下げる。「GO Dine」は都内一部エリアよりスタートし、今後エリアや店舗の拡大などサービス拡大を行い、タクシーフードデリバリーの活性化を進めていく。
タクシーデリバリーのアプリ化で注文ハードルを下げる
現在、全国のタクシー事業者はコロナ禍以前に比べて営業収入の約4割減が続いている(2021年2月全国ハイヤー・タクシー連合会調べ)。飲食店も営業時間短縮措置を行わざるを得ない状況にあり、両業界共に依然として厳しい状況下にある。一方、タクシー事業者が有償にて飲食店の飲料・食料を運ぶことが可能となる、有償貨物運送が2020年4月よりスタートした。
これにより、各地でタクシーによるフードデリバリーが行われているが、設備や技術への先行投資が厳しい中で始まった新たな取り組みのため、飲食店やタクシー事業者側のオペレーションが複雑で、通常のユーザーの輸送や食品のデリバリーに比べて人手が必要となるという課題がある。このような中でも、タクシーデリバリーは他のデリバリー方法に比べて、広範囲に大量輸送が可能かつ、荷崩れがしにくいというメリットがある。また、制服を着用したプロドライバーであるタクシー乗務員が対応するため、ユーザーとのトラブルも少ないと、飲食店側はタクシーデリバリーに大きな期待を寄せている。
MoTはダウンロード数No.1タクシーアプリ「GO」をはじめ、タクシー車内の決済機能付きデジタルサイネージの開発・運営をどこよりも早く手がけるなど、タクシー事業のデジタルトランスフォーメーションを起点に日本のモビリティ産業をアップデートしている。今回、これまでのタクシーアプリの運営で培ったマッチング技術や、タクシー乗務員の業務効率改善を支えるIoT活用などの知見から、タクシーデリバリー専用のアプリを開発した。
タクシーデリバリー専用アプリ「GO Dine」
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。