三井物産グループのMoon Creative Lab Inc.(読み:ムーンクリエティブラボ/以下、Moon)のアバターワークと新しい働き方を探す人をつなぐ「アバたらくション」とugo株式会社は、愛知県立御津高校(みとこうこう)において遠隔操作のアバターロボットを活用したユニークな英会話学習の実証実験を5月24日(月)、26日(水)に実施したことを発表した。
愛知県豊川市の教室からアバターロボットを遠隔操作
今回の実験では御津高校の生徒が愛知県豊川市の教室からugo社製アバターロボット「ugo R」を遠隔操作して、東京都港区のMoonオフィスにインターンとして勤務。Moonの外国人社員と英語でコミュニケーションを取りながら、職場を自由に移動し、さまざまな業務を体験した。今回の実験ではコロナ禍では実現が難しい異文化交流や社会体験を遠隔で操作するロボットで安全に実施し、実践的なビジネス英語を学ぶとともに、場所や姿(年齢・性別・外見など)にしばられない未来の働き方を経験してもらった。
今回の取組みに参加した御津高校国際教養科の生徒は「コロナ禍でも素晴らしい経験ができた」「新鮮でした。本当に東京にいるような気分になりました」「コロナで英語で話せる機会が減ったので、参加できてうれしい。」とコメントした。
御津高校 寺田安孝校長は次のようにコメントしている。
実証実験の詳細
アバターロボットとしてMoonのオフィスを訪れた生徒が、Moonの社員から豊川市ゆかりの品々(手筒花火や提灯など)に関するデザイン画をデザイナーから受け取るように指示される。アバターロボットを操りながら社内を移動してデザイナーを探し、ご当地ゆかりの品を英語で説明することで、いくつかの似たデザイン画の中から正しいものを選んでもらい、受け取る。授業ではおよそ10分程度のこうした業務を、数人の生徒のグループに分けて複数回実施した。
ugo株式会社について
ugo株式会社はアバターロボット”ugo(ユーゴー)”の開発を手掛けるロボットベンチャー企業。アバターロボット”ugo”は2本のアームと高さ調整により遠隔で様々な業務を行うことができ、AIによる学習機能で同じ稼働条件下であれば自動モードも可能。2021年にugo警備ソリューションとして商用化を開始。従来の単純なアバターロボットと完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つ次世代型ハイブリッドアバターロボット。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。