2021年5月27日、台湾のベンチャー企業で、クラウド技術を活用した監視カメラを提供するSpotCamは、家庭用見守り用カメラの最新モデル「SpotCam Eva 2」を発表した。日本国内では5月より発売し、価格は6,999円だ。
SpotCamは、業界で唯一、ネットワークを介して直接クラウドサービスに保存でき、しかも永久に無料で録画できるサービスを利用できるセキュリティカメラソリューションだ。ローカルの容量を気にせず、ストレージの管理も不要で、これまでのセキュリティカメラの常識を覆す製品となっている。
このたび投入する新製品のSpotCam Eva 2は、左右に360度パンし、90度にチルト可能な可動機構を搭載し、8倍のデジタルズームができる。スマートフォンやタブレットで好きな角度・場所の映像を確認できるほか、自動で人物を追尾することも可能だ。
また、下位モデルとして、対角140度の広角レンズを備えるほか、人物の自動検出機能、マイクとスピーカー内蔵による双方向コミュニケーション、Alexa/Googleアシスタント/IFTTT連携、サイレンによる警告機能などを備えている「SpotCam FHD 2」(価格:5,899円)も同時発売した。
「SpotCam Eva 2」の特徴
同製品で記録された映像は自動でMySpotCam.comのサービスに保存され、いつでもどこでも好きなデバイスを介して確認することが可能。製品に付随するクラウドサービスでは、1日間の映像を録画しておくことができ、永久無料で利用できる。別途有償の「SpotCam NVR」サービスを契約すると、用途や予算にあわせて、3日間/7日間/30日間の録画を保存しておくことも可能だ。そのほか、IR LEDにより夜間でも記録できるナイトビジョン機能、モーション検出機能、マイク/スピーカー内蔵による双方向コミュニケーション機能、サイレン機能などを備えており、あらゆる利用シーンに対応している。
なお、同製品はソフトウェアを含めて100%台湾で開発/運営されており、録画データや個人情報は一切中国のサーバーを経由することも、保存されていることもない。
充実したサービス機能
ソフトウェアおよびサービスは充実した機能を有しており、Alexa/Googleアシスタント/Conrad Connect/IFTTT連携のほか、イベント発生時のスマートフォンへの通知、メールによるアラートの送信、複数のユーザーとの映像の共有やブラックリストの追加が容易にできる。使用しているAndroidやiOSスマートフォン/タブレットのほか、パソコンからはWebブラウザでWebページにアクセスし、映像を確認・操作可能となっている。
SpotCamはビデオストリーム、クラウドストレージ、ウェブアプリケーションのプロであるメンバーたちによって、2013年に台湾で結成。ほぼ1年間の開発とテストを経て、SpotCam第一弾製品が2013年末に誕生した。この革新的な製品は、すぐに世界各国で話題となり、現在、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスと日本で販売されている。
▼ SpotCam Eva 2製品仕様
ビデオ記録形式 | H.264エンコーディング、1,920×1,080@30fps |
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レンズ画角 | 対角100度 |
ナイトビジョン | ハイパワーIR LED×6、IRカットフィルター(自動/手動) |
Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz) |
動作温度 | -10~50℃(屋内使用専用) |
本体サイズ | 10.8×7.5×7.5cm(ウォールマウント除く) |
重量 | 238g(ウォールマウント除く) |
電源 | 5V/1A |
ビューワー | iOSアプリ、Androidアプリ、パソコン用Webブラウザ |
▼ SpotCam FHD 2製品仕様
ビデオ記録形式 | H.264エンコーディング、1,920×1,080@30fps |
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レンズ画角 | 対角140度 |
ナイトビジョン | ハイパワーIR LED×8、IRカットフィルター(自動/手動) |
Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz) |
動作温度 | 0~50℃(屋内使用専用) |
本体サイズ | 12×8×8cm |
重量 | 95g(ブラケット含む) |
電源 | 5V/1A |
ビューワー | iOSアプリ、Androidアプリ、パソコン用Webブラウザ |
FHD 2販売リンク(Amazon):https://www.amazon.co.jp/dp/b08l5ct1d7/
SpotCam公式サイト