人型ロボット「Pepper」を人気店員へと育成せよ ガモールマルシェを舞台に大正大学の学生が挑戦

大正大学は巣鴨地蔵通り商店街に開設した社会実装・実証のためのラボラトリー(研究室)「ガモールプロダクトラボ」において、巣鴨地蔵通り商店街にグランドオープンするガモールマルシェを舞台に学生が人型ロボット「Pepper」について学び、分析し、人気店員に育てるプロジェクトを進行していることを発表した。


120種類の動作ブロックを使い、マルシェの人気店員へと育成

同プロジェクトは参加学生13名が120種類(動作・会話・移動・ディスプレイ表示等)もの多種多様なPepperの動作ブロックを使い、マルシェの人気店員へと育成する取り組み。データ集計・分析、ニーズの可視化による仮説検証等を行うまでをゴールとして予定している。

同プロジェクトにより、学生のプログラミング的思考とマーケティングスキルの向上を図ることができる。また、学内学習を超え、実社会において自発的に問題提起し、緻密な調査と考察を繰り返す=PDCAサイクルを試行錯誤しながら回す学びの実践であり、学生の未来に向けた自己シナリオの創出へと繋がる新しい学びの形となりえる。なお、同プロジェクトは2020年10月21日に大正大学とソフトバンク株式会社がスマートユニバーシティの実現を目指し締結した連携協定の一環として実施される。


学生によるプロジェクト実施の様子
【プロジェクトのポイント】
自発的に問題提起を行い、緻密な調査と考察を繰り返す=PDCAサイクルを回す学びの実践
大正大学の位置する巣鴨一帯をキャンパス(すがもオールキャンパス構想)と捉え、巣鴨の街を活性化するプロジェクトの一環として実施
授業の枠に囚われない新鮮で斬新な学生のアイディアとAIロボットのコラボという深い学びは、学生が企業のビジネスパートナーとなる時代の先駆けとなり得る


大正大学について

大正大学は設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に掲げた「智慧と慈悲の実践」という建学の理念。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開している。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に同大学が推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択された。



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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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