アイロボットジャパン合同会社はプログラミングロボット「Root」のラインナップにシンプルな機能に特化した「Root rt0」を追加し、7月8日(木)よりアイロボット公式オンラインストアならびにiRobot Education認定販売代理店にて販売開始することを発表した。価格は24,800円(税込)。
「Root」は約4ヶ月で34都道府県の小学校で導入
ロボット掃除機ルンバをモチーフとしたRootは、アイロボットが長年取り組んできたSTEM⋆1教育への情熱を形にしたプログラミングロボット。無料でダウンロードできる専用アプリでのプログラミングにより、走る、光る、描く、音を奏でることが可能で、子どものワクワク感を刺激し、自由な発想を創出する。2021年2月の発売後、約4ヶ月で34都道府県の小学校にて導入された。
現場の先生からは「敷居が高く感じていたプログラミングが、ぐっと身近に感じられるようになった」「動きをイメージし、順序よく、ブロックを並べる様子をみていると、計画的に進める態度を身に付け始めているように感じる」など概ねポジティブな声を得ている。
その一方、コロナ禍の影響もあり、現場の先生が対応できていないという課題も見えてきた。さらに「予算取りが厳しい」「生徒一人に一台のRootを導入するのはハードルが高い」という声も聞かれている。そこでアイロボットジャパンではシンプルな機能に特化したモデル「rt0」をRootのラインナップに追加し、7月8日(木)より販売開始する。
機能をシンプルにすることで価格を抑えた「Root rt0」
Root rt0は従来のRoot(以下、Root rt1)に搭載されている天板ホワイトボード、イレイサー、カラーセンサー、段差センサー、マグネットを省き、機能をシンプルにすることで価格を抑え、より現場に導入しやすいモデルとなっている。これにより先生はRoot rt1を用い、ホワイトボード上でデモンストレーションし、生徒はRoot rt0で学ぶなど、よりフレキシビリティの高い指導が可能になる。また合わせてRootでの学びをさらに楽しくする付属アクセサリーも発売開始する。
今後は、さらに多くの小学校への導入はもちろん、中学・高校・大学やプログラミングスクールなども視野に営業展開を進めていく。また、東京都教育委員会指導のもと運営されている体験型英語学習施設「Tokyo Global Gateway」でのプログラミング授業にRootの採用が決定し、秋からの授業開始に向け外国人の先生方が英語でプログラミングを学ぶカリキュラムを開発中。今後もあらゆる学びの場においてRootがプログラミング教育のフィールドでその教材候補に挙がるよう、活動を広げていくとしている。
【従来の「Root」(Root rt1)と「Root rt0」の比較】
プログラミングロボット「Root rt0」 製品概要
製品名 | プログラミングロボットRoot rt0 |
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発売日 | 2021年7月8日(木) |
価格 | 24,800円(税込、アイロボット公式オンラインストア価格) |
付属品 | ・USB充電ケーブル ・折り畳み式ホワイトボード ・デコレーションシール ・ホワイトボードマーカー1本 ・拭き取りクロス |
製品寸法 | 本体 幅13.4 x 奥行き14.9 x 高さ4.5(cm) |
製品重量 | 本体 約0.49kg |
バッテリー | 最大稼働時間5時間 バッテリー充電時間3時間 |
「Root rt0」販売ページ | https://store.irobot-jp.com/item/4757614.html?_bdld=3qpDR4.nDFN9Hl.1623124657 |
アクセサリー情報(rt1・rt0共通)
ブロック玩具を盤面に装着してRootを楽しくデコろう!
「Root Brick Top」
Root本体と付属品をキレイにまとめる
「Rootキャリーバッグ」
交換パーツキット
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。