ugo株式会社 提携工場としてJENESISと業務提携 アバターロボット「ugo」の生産体制を強化
2021年6月9日
By 山田 航也
アバターロボットの開発を手掛けるugo株式会社は、JNSホールディングスの子会社であるJENESIS株式会社と業務提携を締結したことを発表した。
アバターロボット「ugo」の生産体制を強化
JENESISは日本企業のきめ細やかさと深圳スピードを併せ持ち、IoTデバイス等の試作から設計、金型成型、量産まで一貫して手掛けている。今回の提携により、JENESISが持つ製造ノウハウ、深圳工場、サプライチェーンが加わることで、これまでロボティクススタートアップにとって障壁となっていた「量産の壁」を乗り越え、新・ものづくり時代に求められるイテレーティブでインクリメンタルな進化し続けるハードウェア生産体制の構築に取り組んでいく。そして、ugoの市場展開を通して人とロボットの融合によるサステナブルなワークスタイルを実現していくとしている。
ugo株式会社 代表取締役CEO 松井 健氏のコメント
ugoはあらゆる社会インフラサービスで直面している深刻な人手不足の問題を、サステナブルなサービスオペレーションにアップデートすることを目指しています。今回のパートナーシップ協定により、JENESIS様のもつIoTデバイス製造ノウハウ、深圳工場、サプライチェーンといったお力をお貸しいただけるようになることで、我々だけでは実現できないロボット製造の新しい形、スケーラブルなロボット生産体制を実現することができました。このパートナーシップを通じて、サステナブルなワークスタイルを実現するugoの導入を加速させてまいります。
JENESIS株式会社 代表取締役社長 藤岡 淳一氏からのコメント
これまでugoに対しては製造アドバイザーとして関わってまいりましたが、ugoの更なる実証実験の拡大と、少数製造の開始に向けて、当社グループはugoで使用される機構部品の製造を皮切りに、様々なパーツの開発や製造、またロボット全体の製造ノウハウの提供を含めて全面的に支援していく事になりました。当社も掲げているDX ソリューションの角度からも、この無人によるアバターロボットの需要は今後も拡大されると予想され、ugoの大きな発展に向けて全力で支援して参ります。
次世代型アバターロボット「ugo」(ユーゴー)について
「ugo」は2本のアームと高さ調整により遠隔で様々な業務を行うことができるアバターロボット。AIによる学習機能で同じ稼働条件下であれば自動モードも可能。従来の単純なアバターロボットと完全自動化ロボット双方の利点を併せ持つ次世代型ハイブリッドアバターロボット。2021年より警備ソリューションとして商用化を開始。警備立哨や巡回など、施設警備における基本業務を警備員から警備ロボットに代替することで、コスト削減や、人と人との接触機会を減らし感染症などへの感染リスクを低減する。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。