株式会社リコーは発話した音声をリアルタイムにイラスト化してコミュニケーションをサポートするビジュアルコミュニケーションシステム「piglyph」(ピグリフ)を開発したことを発表した。
ビジュアルコミュニケーションシステム「piglyph」
今回リコーが提供する「piglyph」は音声や入力された文字に紐づいたイラストがリアルタイムで画面上に提案され、その中から最もイメージに合ったイラストを選んで利用するシステム。誰でも簡単にアイデアを表現したり、共同で一つのイメージを作り上げたりすることが可能。参加者がインタラクティブに互いの思い浮かべるイメージを共有することで、テキストベースのコミュニケーションと比べて、オンラインでのコミュニケーションがより充実したものになることが期待できる。
同システムは社内起業家とスタートアップを支援するリコーの事業共創プログラム「TRIBUS(トライバス) 2020」において、同社の社内チームが提案し、選定されたプロジェクト。学校法人角川ドワンゴ学園 N 高等学校・S 高等学校・N 中等部が本日6/21から実施する体験学習プログラム(オンラインワークショップ)で「piglyph」が活用される。言葉だけでは伝えにくい参加者の考えをリアルタイムにイラストで具現化していくことで、共同作業やコミュニケーションの質の向上を支援する。
【動画】「piglyph」を活用したオンラインワークショップの画面イメージ
今後はオンラインでの配信やリアルな場でのワークショップなどにも活用の幅を広げるため、パートナーと連携しながらシステムの開発と検証を進める。リコーは「piglyph」の提供を通じて、人々が言葉の壁を越えて自由に意思疎通できる世界の実現を目指す。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。