トライアル宇都宮店に「スマートショッピングカート」を300台導入し運用開始 リアル店舗のメディア化を推進
株式会社トライアルホールディングス傘下の株式会社トライアルカンパニーは6月24日(木)、⾃社開発したレジ機能付きショッピングカート「スマートショッピングカート」をトライアル宇都宮店(栃木県宇都宮市)に300台導入し、運用開始することを発表した。
この導入により宇都宮店は、トライアルにとって関東地方で2店舗目のスマートストアとなる。同店舗は地域のユーザーに新しい買い物体験を提供すると同時に、同社が今後より多くの店舗をスマートストア化していくための新たな実証実験の場としても活用していく。また、宇都宮店ではスマートショッピングカートやデジタルサイネージ等を活用した「リアル店舗のメディア化」の検証も進める。(上のスマートショッピングカートの画像は参考イメージ(撮影場所:長沼店(上)、伊万里店(下))
住所 :栃木県宇都宮市睦町5-5
店舗面積:約3,040 坪
取扱商品:生鮮食品、食品、弁当・惣菜、酒、日用品、他
営業時間:24時間(年中無休)
・2階営業時間
月~金:9~2時 土日:8~2時
・サービスカウンター
1F:10~18時、2F:9~24時
・カー用品/家電コーナー
月~金:9~24時、土日:8~24時
・ ドラッグコーナー
9~24時
電話番号 :028-614-3933
「スマートショッピングカート」とは
「スマートショッピングカート」はセルフレジ機能を搭載したショッピングカート。専用のプリペイドカードをカートに登録の上、付属するスキャナーでユーザー自らが商品バーコードを読み取ることで通常のレジでの商品登録や会計の手順を省き、専用ゲートを通過するだけでキャッシュレス会計を済ませることができる。また、売場でスキャンした商品に応じたレコメンドをカート付属のタブレット画面に表示したりその場で使えるクーポンを配信したりするなど、「快適・お得・楽しい」新たな買い物体験を提供する。スマートショッピングカートは全国264店舗のトライアルのうち39店舗で合計約3,900台が稼働している(宇都宮店を含む)。
【参考動画】スマートショッピングカート利用イメージ
リアル店舗のメディア化で購買行動の8割を占める「非計画購買」促進へ
2021年3月にリニューアルオープンしたトライアル宇都宮店では6月24日のスマートショッピングカート300台導入に先行し、4月29日にデジタルサイネージ59台を導入した。デジタルサイネージは九州のトライアルを中心に13店舗(宇都宮店含む)で合計約530台運用しており、実証実験を通して「フィーバータイム」「出来たて訴求」などに販促効果が確認できている。(フィーバータイムは店内の全てのデジタルサイネージで一斉に同じ内容の音声付き動画・静止画を表示すること)
スマートショッピングカートでのリコメンドやクーポン配信、またデジタルサイネージを活用した独自コンテンツでの訴求により、購買行動の約8割といわれる”非計画購買”(入店前に購入を計画していなかった商品について、店内で購入を決定すること)への働きかけを図っていく。なお、トライアルはこれらの運用実績から導出した「リアル店舗のメディア化」についての知見やノウハウを、株式会社リテールパートナーズ傘下の株式会社丸久が運営するスーパーマーケット「アルク八幡西店」(福岡県北九州市)にスマートショッピングカートとサイネージを納入した際(2021年4月6日)に共有している。
トライアルは今後もIoT機器によるデータの蓄積・検証・活用を通じて店内プロモーションの知見を深めることで、ユーザーのお買い物体験の向上およびリアル店舗の価値増大を図っていくとしている。
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株式会社トライアルカンパニー
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。