はるやま商事は「はるやま」「Perfect Suit FActory」(P.S.FA)「フォーエル」などのブランドを展開しているが、Bodygram Japanが運営する非接触採寸のスマホ採寸アプリ「Bodygram」の導入を7月7日(水)より開始することを発表した。
「Bodygram」はスマホで写真2枚を撮るだけで、AIが全身最大24ヶ所を採寸する「非接触採寸」を実現するアプリ。採寸データを取り込むことで、非接触で安心かつ効率的な接客が可能となる。
同社は「お客様への全く新たな購買体験や、昨今のコロナ禍事情を考慮した採寸方法による快適さと安心感の提供を目的に、全国各地の10店舗にて導入試験的な実施を試みます」と語っている。
店舗に「Bodygram」撮影用タブレット端末を設置
採寸手順としては、各店舗に設置されている「タブレット端末」にて、「Bodygram」アプリを使用して店舗スタッフが来店客の写真を2枚撮影する。それだけで全身最大24ヶ所を採寸することができる。
結果として、来店客に手間をかけない「非接触採寸」を実現。快適・安心かつ更にスマートな購買フローを生みやすい設計としている。今回の試験導入により、Z世代やデジタルネイティブ層を中心に新しいショッピング・エクスペリエンスが提供可能となり、これまでにないパーソナライズされた顧客体験の創造を目指したい考えだ。
なお、「Bodygram」の導入が予定されているはるやま商事の各店舗には、特製ステッカーの掲出を行う予定としている。
はるやま商事の下記店舗にて、ワイシャツ・既製スーツの自動採寸の導入を皮切りに「Bodygram」の導入を予定。
【はるやま】
対象店舗:5店舗
吉祥寺店、五反田店、江戸川葛西駅前店、大阪梅田本店、岡山大安寺店
【P.S.FA】
対象店舗:3店舗
川崎ダイス店、渋谷公園通り店、ヨドバシ横浜店
【フォーエル】
対象店舗:2店舗
岡山西長瀬店、つくば店
「Bodygram マーチャントダッシュボード」を改良
今回の導入に際し、Bodygram Japanは以前より展開していたBtoB採寸データ閲覧サービス「Bodygram マーチャントダッシュボード」をより店舗での接客に使いやすい仕様へと改良。従来は顧客の端末で「Bodygram」アプリをダウンロードし、店頭設置のQRコードを読み取ることで採寸したデータを店舗スタッフへ提供していたが、今回の取り組みから店頭の端末でスタッフが撮影し、計測したお客様の採寸データをダッシュボードへ直接共有できるようになり、来店客に手間をかけることなく、よりスマートな購買フローを生みやすい設計とした。
また、採寸データをマーケティングや商品開発に活かすなど、接客シーンにとどまらないコロナ後を見据えた取組みも視野にいれた。テクノロジーの活用でZ世代やデジタルネイティブ層へのアプローチにも活用。Bodygramは、スマートデバイスで撮影した写真2枚で一瞬にして全身のサイズが分かる最先端のAI技術を日々進化させている、としている。
ボディグラム・ジャパン株式会社COOのRei Aiba氏のコメント
ボディグラム・ジャパン株式会社COOのRei Aiba氏は、今回の発表について以下のように述べている。
Rei Aiba氏
本技術開発の原点とも言えるアパレル領域において、はるやま様のような老舗紳士服メーカーに『Bodygram』を導入いただけ たことを大変嬉しく思うと同時に『Bodygram』が提供できる付加価値が認められ大変光栄なことと感じています。ワクチン接種 が進みつつあるとは言え、依然として感染リスクと隣り合わせの生活が続く中、ショッピングの形や消費者の購買行動はこの1年半で大きく変わりました。アパレルにおいても、コロナ禍における EC の急加速もあり、多くの消費者は革新的で便利なテクノロ ジーを積極的に取り入れるなど順応を始めており、店舗型ショッピングにおいても新たな『エクスペリエンス』の提供を各社が取 組んでいると思います。『Bodygram』がお買い物をよりスムーズで、安心安全に楽しめるものへと変える付加価値をご提供し、 スマートな購買フローを生める足がかりとなれば、大変嬉しく思います。