不二家レストラン「ifLink」の新型コロナ対策システムを直営32店舗に納入 CO2と体温を見える化
東芝デジタルソリューションズ株式会社と株式会社WDSは、共創型IoTプラットフォーム「ifLink」をベースにした新型コロナ感染症対策ソリューションの創出に取り組んでいる。今回、WDSは株式会社不二家から新型コロナ感染症対策ソリューションとして、ifLinkをベースにした「CO2濃度モニタリングサービス」および、WDSの顔認識・体表面温度測定・マスクチェック装置「EG-Keeper」(イージーキーパー)を受注し、不二家が運営する全国の不二家レストラン直営32店舗に納入したことを発表した。
ifLinkを活用したソリューションで安心・安全を「見える化」
CO2濃度モニタリングサービスはCO2濃度検知センサーとタブレットで構成され、CO2濃度をセンシングし、濃度が一定値を超えるとタブレットの画面に警告を通知、適切なタイミングで換気を促す。EG-Keeperはマスク着用でも顔認識が可能なAIエッジ解析カメラ。サーモグラフによる体表面温度検知機能を搭載し、額の温度をすばやく正確に検知する。
今回、不二家はこれらの新型コロナ感染症対策ソリューションを不二家レストランの入り口に設置。レストランフロアのCO2濃度や換気状況、来店者の体表面温度を「見える化」し、ユーザーも確認できるようにすることで、コロナ禍でも安心・安全に食事が楽しむことができるレストランの運営を推進していく。
コロナ禍でも「安全・安心」に食事を楽しめるレストラン運営の実現へ
不二家は食品企業として常に「食の安全」を最優先の課題とし、食品事故の未然防止と製品の安全性を向上させるため、国際検査統合基準などを採用し万全な対策を行ってきた。コロナ禍により外食レストラン産業が厳しい状況に直面する中、同社はレストランフロアの安全・安心対策として、店舗の入口における検温に加え、国の指針として取り上げられているCO2濃度のモニタリングや適切な換気などを検討していた。そこで、WDSと東芝デジタルソリューションズが提案したのが、一般社団法人 ifLink オープンコミュニティの「ifLink×新型コロナ課題を解決するぞ部」で試作し商品化されたCO2濃度モニタリングサービスおよび、WDSの顔認識・体表面温度測定・マスクチェック装置「EG-Keeper」だった。
東芝デジタルソリューションズおよびWDSは、今後もifLinkプラットフォームやifLinkオープンコミュニティでの活動を通じて、コロナ禍での課題を解決するソリューションを提供し、安心・安全に生活できるような社会の実現に貢献していくとしている。
株式会社不二家 フードサービス部 次長 寺下泰司氏からのコメント
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。