トヨタのAIバスケットボールロボット「CUE5」が東京五輪2020のハーフタイムでロングスローを披露 SNSや海外ニュースで話題

ロボスタではお馴染みのトヨタ自動車のAIバスケットボールロボット「CUE4」だが、「CUE5」に進化して、東京2020オリンピックのバスケットボール会場でハーフタイムに登場してSNSで話題となっている。(冒頭の写真は参考:2019年の「CUE3」)

その理由はもちろんロングスローのデモンストレーション。サンフランシスコ・クロニクル誌のAnn Killion記者の動画ツイートがきっかけで情報が拡散されているようだ。


25日におこなわれた「アメリカvsフランス」戦のハーフタイムでデモを披露し、3ポイントシュートとハーフコートレンジからのシュートを見事に決めている。

トヨタ自動車は東京2020関連のCM放送を中止することを決め、選手村などで協力しているモビリティなどの広報PRも自粛しているように見える。「CUE」のパフォーマンスも目立つ演出や告知はなかったが、世界のバスケットボールファンをいろいろな意味で湧かせるきっかけになったようだ。


CUE3(キュー3)
(ロボスタ ロボットデータベースより)
CUE3は「アルバルク東京」に所属するAIバスケットボールロボット。背番号は93。身長は204cm。トヨタ自動車の有志が集まって開発がスタートした。バスケットのゴールを決めることに特化したロボット。主に試合前やハーフタイムのイベントなどに登場し、スリーポイントシュートやバンクシュート、センターサークルからのロングシュートが可能。 初代CUEは2018年3月28日にお披露目、リングから2〜4メートルの距離であれば狙ったシュートを100%外さない性能を見せた。その後、「飛距離が伸びない」というCUEの課題を解決した「CUE2」が2018年11月24日にお披露目。「CUE2」は手首もスナップが効くようになっため飛距離が伸びた。しかしその分動きが複雑になり、お披露目された際には1本シュートを外してしまった。そしてさらに改良を重ねたCUE3が2019年4月10日にお披露目。3ポイントシュートを見事に決めた。そして同年の6月には「ヒューマノイドロボットによる連続フリースロー最多成功数」のギネス記録を取得。成功数は東京オリンピック・パラリンピックに由来した2020本。

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ロボスタ編集部

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