日本オーチス・エレベータ株式会社は、ロボットプロバイダーである株式会社ZMPと共同でエレベーターとロボットとの連携実験を実施。その結果、Otis Integrated Dispatch(オーチス・インテグレート・ディスパッチ)技術を用いることで、サービス・ロボットがエレベーターとワイヤレスでシームレスに連携し、人間の手を借りず、ビル内を垂直に移動することを可能にしたことを発表した。
連携実験の詳細
日本オーチスとZMPはオーチスのクラウドシステムとZMPのクラウドシステム「ROBO-HI」を接続させるため、Otis Integrated Dispatch(オーチス・インテグレート・ディスパッチ)技術を活用し、エレベーターとZMPの無人警備ロボット「PATORO」(パトロ)を連携させた。
Otis Integrated Dispatch技術は多くの自律型サービス・ロボットと連携できるように設計されたAPI。このAPIにより、エレベーターとロボットを配線で繋ぐ従来の方法に比べ、工期が短く、且つ価格競争力を高めることが可能になる。また、ロボットはクラウドを介して、日本オーチスのエレベーターとシームレスに連携することができ、人間の手を借りずに、エレベーターを呼び、目的地を選択し、効率的に乗り降りすることが可能になる。
Otis Integrated Dispatch技術はエレベーター群、及びバンクレベルでも機能し、様々なプロバイダーが持つ異なったモデルのロボットに対しても、柔軟に対応することができる。さらに、ロボットが使用できる複数のエレベーターを用意することで、効率性を高めることが可能。
ZMP ロボライフ事業部 部長 龍 健太郎氏は次のように述べている。
オーチス社について
オーチス社はエレベーターとエスカレーターの製造、据付、保守、改修を行う世界的リーディングカンパニー。世界中で業界最多となる約210万台のエレベーターとエスカレーターをメンテナンスし、毎日約20億人がオーチス社の製品を利用している。世界各地の代表的な建築物に加え、居住・商業施設や交通施設など、「人の移動」が関わる様々な場所にオーチス社の製品は設置されている。米国コネチカット州に本社を置き、約4万人のフィールドプロフェッショナルを含む6万9,000人の社員を通じて、200を超える国と地域のユーザーと利用者の多様なニーズに応えている。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。