株式会社セキドはスマート農業のさらなる発展のため、低コストかつ高精度な農業機械の自動化を実現する「FJDynamics 農機自動操舵システム」(以下、FJD農機自動操舵システム)の販売を開始したことを発表した。FJD農機自動操舵システムはすでに使用するトラクターや田植え機などの農業機械に追加可能な後付けシステムで、国内外メーカーの新旧機種に対応し、すでに世界各国で3万台以上が導入されている。
RTK-GNSS方式の測位システムと自社開発の高精度ステアリングモーターにより業界最高水準の誤差 ±2.5cmの操作精度を実現し、各種ネットワーク機能によって常に最新バージョンが利用可能。セキドは既に多くの導入実績を誇るDJI製農業用ドローンに加えて、農作業の効率を大幅に向上し、初心者でもムラなく作業でき、操作疲労の低減にも繋がる FJD農機自動操舵システムの販売により、手の届く最新技術としてスマート農業の普及を進めていく。
「FJD農機自動操舵システム」でスマート農業を幅広く提案
FJD農機自動操舵システムは、FJDynamics社が開発した農業機械用後付け自動操舵システム。RTK-GNSS方式の測位システムと自社開発の高精度ステアリングモーターにより、低コストながら業界最高水準の誤差 ±2.5cmの操作精度を実現する。
セキドではスマート農業の普及を進めるため、2020年から本格的にDJI製農薬散布ドローンの取扱いを強化している。今回のFJD農機自動操舵システムは、既に農薬散布ドローンを導入した先端農業従事者の要望にもマッチするもので、耕起・作付け・防除・収穫などより多くの作業に対応するスマート農業を幅広く提案するために取扱を開始した。システムの取付け工事から納品時の製品説明まで専門業者による全国対応で、初めてのスマート農業導入をサポートする。
FJD農機自動操舵システムの特徴
・多機種農機自動操舵対応
トラクター、田植え機はもちろん、管理機、コンバインなど国内外様々なメーカーの新旧機種を自動操舵可能にするソリューション。ISOBUS搭載機種による完全自動運転やリモート操作なども開発中。
・センチ単位の作業精度
FJDスマート操縦システムはRTK-GNSS方式と自社開発の高トルク高精度ステアリングモーターを採用することで、業界最高水準の誤差 ±2.5cmの操作精度を実現。かぶせ幅不要になるため、作業効率が大幅に向上し、初心者でもムラなく作業でき、操作疲労の低減にも繋がる。
・簡単操作・簡単管理
10.1インチタッチパネル式高輝度ディスプレイを採用することで、高い操作性、視認性を実現している。最新アンドロイドOSが搭載し、スムーズ、フレンドリーな操作が可能。simスロット、wifi標準搭載、ネットワーク機能が充実し、常に最新バージョンが利用可能になる。更に作業データを専用マイクロソフトクラウドに保管、共有も可能。
【動画】
システム構成
10.1インチタッチパネル式高輝度ディスプレイ搭載。機材や作業経路の設定や制御、作業履歴を記録・表示する端末。
2.電動ステアリングハンドル
制御ユニット(コントローラー)の情報から自動ハンドル操作を行う。手動操作への切り替えも可能。
3.慣性計測装置(IMU)
坂道での作業中でも精度を保つため、高レベルの慣性情報を提供する。衛星電波が弱い時は、補正データを取得して作業を継続的に行うことができる。
4.RTK-GNSSアンテナ
衛星からの電波及び基地局やネットワークからの補正情報を受信する装置。
5.RTK基地局(別売り)
GNSSユニットの誤差を補正し、センチメートル単位の精度を実現。ネットワークRTK対応/simスロット搭載/Wi-Fi対応。
6.Wi-Fiカメラ(別売り)
農機周辺の状況をリアルタイム確認しコントローラーに送信する。作業の安全性を向上させる。
問合せから導入までの流れ
FJD農機自動操舵システムの導入については以下の流れとなる。
1.見積り・相談は電話・専用フォームにて受付
2.トラクター・田植え機の型番確認
3.注文
4.取付工事日の打ち合わせ
5.取付工事(半日)
6.取付後、自動操舵のアプリ設定など納品説明を実施
7.圃場での設定サービス(別途オプション)
・FJD農機自動操舵システム
本体基本価格:80万円(税込88万円)
取付/サポート手数料費用:10万円~
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。