温度変化を検知しワクチンの廃棄を防ぐ 長岡市が「IntegrAI System」を導入 アラートメールで担当者にお知らせ

コロナワクチンを保管していた冷凍庫のブレーカーが落ちた等、思わぬ事態によりワクチンが廃棄される事が世界的に発生している。そこで冷凍庫の温度が変化した際は担当者にお知らせするアラート機能が求められている。

株式会社IntegrAIは2021年7月29日(木)より長岡市にコロナワクチンの冷凍庫の管理のため、「IntegrAI System」を提供したことを発表した。


AIが冷凍庫の温度を監視

IntegrAIでは機械の状態を記録、監視するためにAI、カメラ、Webアプリを使ったシステムを構築してきた。コロナワクチンの冷凍庫にカメラを設置することでAIが温度を読み取り、その変化をすぐに担当者に知らせる「アラートメール」を送ることができる。


同社によると、IntegrAI Systemを導入した日の夕方、長岡市の担当者は携帯電話へのアラートメールを受け取った。ワクチンの保管状態としての問題ではなく、スタッフがワクチン取り出し作業を行った短い時間で、冷凍庫の温度が-65°まで下がったことを知らせるメールが来たとのことだった。これまで、気が気でなかった冷凍庫の温度をAIが監視してアラートを知らせてくれることに安心感を感じたという。

IntegrAIはコロナワクチンの廃棄をゼロにするために積極的に依頼のあった自治体と協力していく。

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IntegrAI

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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