BEAMS社員がアバターで接客 境界戦機、モルカー、キン肉マンなどのコラボ商品を販売 メタバース/バーチャルマーケット6

BEAMSのバーチャルショップは「バーチャルマーケット6」の中に存在する5つのワールドのうちのひとつ、World Festi-VR“Core”(Core 7)の中のWindmill Townというエリアにある。BEAMS HARAJUKUの外観をモデルにした店舗にBEAMS JAPAN(新宿)の提灯のファサードを合体させ、店内2階にはBEAMS JAPANの人気企画「銭湯のススメ。2021」をVRで再現した銭湯空間を設けている。

株式会社ビームス(以下、BEAMS)は株式会社HIKKYが2021年8月28日(土)まで開催する「バーチャルマーケット6」に、昨年に続く2度目のバーチャルショップを出店していることを発表した。


BEAMS社員がVRの世界で接客

BEAMSはVR法人HIKKYとのxR領域における業務提携のもと、VR機器がなくともスマートフォンやPCのブラウザで楽しめる環境を今回実現し、さらに幅広いユーザーへリーチできるようになった。バーチャルショップでは東京・東上野に実在する銭湯を再現したバーチャル銭湯や、PUI PUIモルカーの3DCGアバター販売に加え、境界戦機、キン肉マン、エデン等の日本のアニメ・漫画とのコラボレーション商品のショッピングを楽しむことができる。VR版では総勢40名程のBEAMS社員が交代でショップスタッフのアバターを操作し、店内を案内する。

店舗横に仁王立ちする「境界戦機」の主人公機ケンブの等身大フィギュアは、ボタンを押すと作動する。反対側の店舗脇から矢印をたどり、屋上に高くそびえ立つ銭湯の煙突に登ると、夏空に大輪の花火を打ち上げることができる(いずれのギミックもVR版のみで、スマホ・PCブラウザ版ではない)。

VR版ではBEAMS社員が実際にヘッドセットとコントローラーを使ってスタッフアバターの身振り手振りを操作し、ヘッドフォンとマイクを通してユーザーと肉声で会話をしながら、リアルタイムで接客にあたっている。海外のユーザーも多いことを受け、英語が話せるスタッフや、日本文化を発信するBEAMS JAPAN店舗のスタッフなど総勢40名程の社員が、日曜日を除く10:00〜12:30及び17:30〜20:00の間で、BEAMSのバーチャルショップを案内している。

BEAMSバーチャルショップで接客を担当するショップスタッフのアバター


境界戦機、PUI PUI モルカー、キン肉マン、エデンなどのコラボ商品を販売

バーチャルマーケット6の中のBEAMSバーチャルショップでは、全59種の商品を販売している。そのうち3DCGの商品が7種あり(うち1種は無料)、いずれもVR環境内で使うアバターで、バーチャルにおける自己表現を楽しむためのデジタル商品となっている。リアル商品でありながら、バーチャルショップ内で手にとって見られる3DCGで再現した商品は27種用意。ショップ 1階の大きな鏡の前でスタッフと話しながら自分に合わせるなど、現実さながらのショッピングを楽しむことができる。

バーチャルマーケット6内、BEAMSバーチャルショップにある新アニメ「境界戦機」の主人公機ケンブの展示と、3DCGで再現されたコラボTシャツ。刀を手にとって遊ぶことができ、外には実物大のフィギュアも。10月のTV放送開始に先駆けた特別なコラボとなった。

バーチャルマーケット6内、BEAMSバーチャルショップで販売される「PUI PUI モルカー」のアバター5種。モルカーの姿でバーチャルの世界を巡ることが可能に。

バーチャルマーケット6内、BEAMSバーチャルショップで販売される「キン肉マン」と「ミートくん」のソフビ。3DCGで再現され、手にとって360°見ることができる。

バーチャルマーケット6内、BEAMSバーチャルショップで販売されるNetflixオリジナルアニメ「EDEN」とのコラボレーションアイテム7種。3DCGで再現され、ユーザーが手にとって360°見ることができる。

BEAMSがデザインしたバーチャルマーケットのオフィシャルTシャツは今回もMerch by Amazonのサービスを通して世界7ヵ国(日本、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン)へお届けしている。なお、スマホ・PCブラウザ版でも商品の購入は可能だが、3DCGアイテムを手に取る操作はVR版のみ可能。

バーチャルマーケット6内、BEAMSバーチャルショップで販売されるイベントオフィシャルTシャツ。和テイストを意識した新デザイン7種が3DCGで再現された。Merch by Amazonを通して7ヵ国で購入することができる。


湯気が立ち昇るバーチャル銭湯で、世界のユーザーと一緒に入浴体験

バーチャルショップでは東京・東上野の銭湯、寿湯で9月まで開催中の人気企画「銭湯のススメ。2021」をバーチャルで再現し、湯けむりに包まれる銭湯体験をBEAMS JAPANと牛乳石鹸(牛乳石鹸共進社株式会社)のコラボレーションでお届けしている。


バーチャルマーケット6内、BEAMSバーチャルショップ1階奥の階段を上ると2階の「寿湯」へ行ける

BEAMSバーチャルショップの2階で番台に立つのは、バーチャルマーケット公式アバター「Vケットちゃん」。のれんをくぐった先の脱衣所にあるロッカーを触ると、タオル姿のVケットちゃんに着替えることができる(3DCGアバター無料提供)。漫画家・文筆家ヤマザキマリさんの描き下ろしによる大迫力の銭湯画が見どころの浴室では、お湯を張った浴槽から立ち昇る湯気、湯おけが響く環境音、さらにサウナ室の曇った鏡に落書きができる仕掛けなど、HIKKY社のVR制作技術を駆使した世界観で、世界中のユーザーに日本の銭湯での入浴気分を届けている。

バーチャルマーケット6内、BEAMSバーチャルショップ2階の「寿湯」で無料配布中の「銭湯のススメ。別注Vケットちゃん1号」。脱衣所のロッカーをタッチして着替えることができる。

「寿湯」ではヤマザキマリが手掛けた銭湯画を見上げながら入浴を体験できる。

「銭湯」では湯気、泡、湯おけが響く環境音を細かく3DCGで再現。

屋上にそびえる銭湯の煙突に登ると、ユーザーが自らの操作で花火を打ち上げられる仕掛けになっており、バーチャルマーケット6全体のお祭りのテーマを盛り上げている。3DCGで再現した牛乳石鹸の橙箱や「銭湯のススメ。2021」コラボグッズを手にとって見ることができ、実物の購入も可能(湯気や環境音、曇り鏡などのエフェクトやギミックはVR版のみで、スマホ・PCブラウザ版ではない)。

打ち上げられた花火のイメージ

バーチャルマーケット6内、BEAMSバーチャルショップ2階では「銭湯のススメ。2021」のコラボグッズが3DCGで再現され、手にとって細部まで見ることができる。
「バーチャルマーケット6 対応環境」
パソコン
Chrome / Firefox / Safari / Edge等のWebブラウザが使用できるもの

スマートフォン
・Apple iPhoneシリーズ:iPhone6s以降、iPhone SE(第1世代)以降 ※ iPhone6やそれ以前のものには対応していない。
・Android:Android 7.0以降、RAM 3GB以上

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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