ソフトバンクロボティクスは、人型ロボット「Pepper」の法人向けモデル「Pepper for Biz 3.0」の遠隔応答機能をアップデートしたことを発表した。
Pepperは自律型のロボットだが、遠隔地にいるオペレーターが、Pepperを通じて接客対応する「リモート操作」機能も搭載している。
遠隔操作には主に「Pepperモード」と「オペレーターモード」の2種類があり、「Pepperモード」はオペレーターがタイピングした内容をPepperの声で発話して案内することができる。もう一方の「オペレーターモード」はPepperの胸のタブレットにオペレーターのパソコン画像を表示し、画面共有しながら接客・案内を行うことができる。
Pepperの遠隔応答に追加される機能
今回のアップデートにより、Pepperの遠隔応答機能に
・接客時以外でもオペレーターからPepperに接続できる機能
・オペレーター接続時に、オペレーターのPC画面をPepperのディスプレイに表示できる機能
・遠隔接続中のPepperの声の高さ・スピードの調整、オペレーターの音声ボリューム調整機能
が新たに追加された。
これらの新機能を使うことで、予めスタッフがPepperに接続して来店客へ声がけをしたり、顧客が商品やサービスに興味を持った際にオペレーターのPCの画面をタブレットに表示して詳細な案内を行えるなど、Pepperを用いた遠隔接客の幅が広がる、としている。
なお、これらの新機能はまずは先行環境(希望者向けのトライアル環境)での限定リリースとなり、利用するには申請が必要となる。追加費用は発生しない。
対象サービス: お仕事かんたん生成 3.0 遠隔応答
先行環境リリース日: 2021年9月3日(金)