AIカメラ搭載の多関節4足歩行ロボットキット「クアッド・クローラーAI」公開 ルートマッピングなどAI制御の基本が学べる

株式会社ビット・トレード・ワンは新規クラウドファンディングプロジェクト「クアッド・クローラーAI」を9月6日14時よりクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」に公開したことを発表した。
2021年9月末までクラウドファンディングで支援を募り、11月末にリターン発送、12月末に一般発売を予定している。


映像認識システムを搭載した多関節4足歩行ロボットキット

「クアッド・クローラーAI」は映像認識システムを搭載した多関節4足歩行ロボットキット。前作「クアッドクローラー」をベースにドライバーのみで組み立てられる簡単なキット組立やユーモラスな一連の動作はそのままに、映像認識によるAI制御機能が追加。障害物を避ける等の基本的な使い方から、これまで移動したルートや壁をもとにマッピングを行い迷路からの脱出を果たすなど、AI制御のイロハを学ぶことができる。

こんな用途にオススメ
・簡単に組み立てられるロボットとして、子供への学習向けプレゼント
・工学系を志す大学生のハード/ソフトへの入門キット
・映像認識を利用した基礎的なAI制御の学習
・映像認識を利用した学生へのデモンストレーション
・工学系授業での教材


「クアッド・クローラーAI」の特徴

・AIカメラを搭載し、顔や色を認識しての行動が可能
AIカメラを搭載し顔認証や環境の認識を行える。フェイスメッシュの解析なども可能で、口元の動きなどを認識して動作を行わせることができる。

・ROS(Robot Operation System)に対応
Linuxで動作する、ロボットを制御するためのOSで制御することができる。(※Websocket通信を行うROSノードプログラムが必要)

・カメラからの映像をネットワークカメラとして取り込み、PCから確認可能
AIカメラの映像はUSBやWifiを通じてPCやスマホに取り込むことができる。更に端末からのコントローラ操作も可能となり、遠隔操縦ロボットとして動かす楽しさを味わうこともできる。赤外線リモコンだけではなく、PCのキーボードやUSBコントローラ、更にスマートフォンからの操作も可能。


・多関節4足歩行ロボットが”より”簡単に製作可能
前作クアッドクローラーでも好評だった、アクリルで構成されるドライバー一本のみで制作可能なボディもブラッシュアップ。設計変更により制作過程の効率化と脚部剛性の向上を両立し、更に組みやすく&動かしやすくなった。



スクラッチアプリ「つくるっち」から様々な動作・プログラミングを実行可能
ブラウザでも動作する簡単なプログラミングアプリ「つくるっち」もクアッドクローラーAIに合わせて進化。入門・学習に最適なスクラッチプログラミングアプリとして、より使いやすく分かりやすくなった。Github上でオンラインマニュアルを公開し、誰でも基礎からプログラミングを試すことができる。制御にはESP32を使用し、USB接続だけではなく、WiFi越しにプログラミングできるようになっている。

開発中の画像


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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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