ネスレ日本、新製品のパッケージデザインにAI活用 793万人の消費者データを学習

パッケージデザイン開発とマーケティング・リサーチを行う株式会社プラグは、ネスレ日本株式会社の新製品『ネスカフェ ブラック スティック セレクション』(2021年9月1日発売)のパッケージデザイン開発に『パッケージデザインAI』が活用されたことを発表した。

『パッケージデザインAI』は793万人の消費者調査の結果を学習データに使い、東京大学と共同研究したシステムで、消費者がデザインをどのように評価するかをAIが予測する。『ネスカフェ ブラック スティック セレクション』においては、AIが予測する好意度やイメージ、ヒートマップ結果を参考に、高級感や上質感を最大限に伝えるデザインを開発した。




『パッケージデザインAI』とは

『パッケージデザインAI』は2015年から実施している7,928商品、793万人のパッケージデザイン調査結果を学習させたパッケージデザイン評価サービス。ビール、飲料、菓子、カップ麺、レギュラーコーヒー、インスタントコーヒー、医薬品など44カテゴリーで高い予測精度で評価できる。


『パッケージデザインAI』は画像をアップロードするだけで、好意度スコアやイメージ、どの部分が好意度スコアと結びつくかを10秒で算出することが可能。デザイン開発の時間やコストを大幅に削減できる。また、デザインを改良するたびに何度でも評価できるので、商品の売上を左右するパッケージの開発の効果検証が繰り返し可能になり、商品のヒット確率が向上する。


「ネスカフェ ブラック スティック セレクション」について

「ネスカフェ ブラック スティック セレクション」は「ネスカフェ」レギュラーソリュブルコーヒーの人気ブランド「ネスカフェ ゴールドブレンド」の3種(オリジナル、コク深め、香り華やぐ)と、「ネスカフェ 香味焙煎」の2種(豊香、柔香)の計5種類のブラックコーヒーのスティックタイプがアソートされた製品。1杯分が1つの個包装スティックに入っているため、その日の気分に合わせて、いつでも手軽に好みの味わいを楽しむことができる


また、カートン(化粧箱)のパッケージデザイン開発にあたっては最新AIによるパッケージデザイン評価も取り入れることで、ユーザーに高級感や上質感を最大限に伝え、支持される製品づくりを目指した。


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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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