長野高専が「目指せ小学生ロボコン!工作教室」を開催 小学生6名が専用キットを用いてオリジナルロボットを製作

長野工業高等専門学校(以下、長野高専)は千曲市千本柳公民館において「小学生ロボコン」予選会に向けたワークショップとしてサイエンス・ツアー「目指せ小学生ロボコン!工作教室」を開催したことを発表した。


電気電子工学科教員の指導のもとオリジナルロボットを製作

小学生ロボコン(主催:小学生ロボコン実行委員会 後援:NHK 全国高等専門学校連合会)は2019年から開催されている小学生向けのイベント。今回の「目指せ小学生ロボコン!工作教室」は12月から始まる予選会前に行われるワークショップで、小学生ロボコンの専用キットを用いてロボットの作り方を学ぶ。これまでは東京やオンラインでワークショップが行われてきたが、地方へもワークショップを広げるため、今年度から長野高専のサイエンス・ツアーのテーマの一つとして実施した。

長野工業高等専門学校では長野県下の小・中学校における教育を側面から支援し、地域への貢献・地域との連携をより一層推進することを目的として、サイエンス・ツアーを実施している。

「小学生ロボコン工作教室」が行われた7月27日の当日は千曲市内の小学生6名が参加し、長野高専 電気電子工学科教員の指導のもと、紙ストローと輪ゴムだけでロボットの本体作り、モーターで動作させるロボットの基本的な作り方について学んだ後、足の数やモーターの取り付け位置を変えるなど、自分だけのオリジナルロボット製作に取り組んだ。

小学生ロボコンで製作したロボット

工作教室の最後には、大海原をイメージして,タオルで山や谷を作った障害物を乗り越えるロボットを披露。足の数を変えたロボットや、シンプルだけどスムーズに動作するロボットなど、子ども達の個性あふれるロボットが完成した。

小学生が各自で工夫して製作したロボットは足の本数や長さもオリジナル


小学生ロボコン今後の予定

小学生ロボコンは以下の予定で開催する。

令和3年12月~令和4年1月頃:各地での予選会(長野市でも開催予定)

令和3年12月25日(土):オンライン全国予選会

令和4年3月6日(日):全国大会(東京)
※新型コロナウイルス感染状況によって、日程の変更や延期、中止の可能性がある。


長野工業高等専門学校について

長野工業高等専門学校は深く専門の学理、技術を教授し、職業に必要な能力を育成することを目的として、昭和38年(1963年)4月に開校。卒業生は9,000名を超え、理工系の早期一貫教育を行う高等教育機関として産業界等から高い評価を得て今日まで発展してきた。また、平成15年(2003年)4月に専攻科が設置され、工学のより高度な専門的知識や技術を教授することが可能になった。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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