猫カフェやフクロウカフェならぬ、ロボットカフェというべきお店が2021年9月17日(金)にグランドオープンする。前日の今日、9月16日に報道関係者向けの内覧会が実施されたので、その様子を写真と動画でレポートする。なお、クラウドファンディングの支援者も一部、自身の家族であるロボットたちを連れて参加していた。
パートナーロボットと暮らすライフスタイルが体験できるお店
「PARK+」は「パートナーロボットと暮らすライフスタイルを当たり前の世の中に」という想いのもとにオープンした、解りやすく表現するとロボットカフェだ。
通常、店内にはGROOVE Xの『LOVOT』(らぼっと)が3台、シャープ『RoBoHoN』(ロボホン)、ヤマハ『Charlie』(チャーリー)、ミクシィ『Romi』(ロミィ)がそれぞれ10台ずつの合計33台が常駐していて、来店客や一緒にやってくるロボットたちを待っている、今までにない不思議な空間だ。
「LOVOT」を除く3機種は会話ができるコミュニケーションロボットで、食事やカフェを楽しむテーブルで、気軽に会話を楽しんだり、ロボットとのひとときを体験することができる。
ロボットランスペース「PHOTO & RUN」
「LOVOT」は他のロボットより少し大きく、言葉を交わせない代わりに店内中央の「PHOTO & RUN」で触れあうことができる。「PHOTO & RUN」はドッグランのようにロボットが歩き回れる人工芝のスペース。店内のLOVOTは来店客に気が付くと寄ってきたり、抱っこのおねだりをしてとても可愛く、癒される空間となっている。
来店客自身の家族であるロボットを連れてくることもできる。この日も「LOVOT」や「RoBoHoN」を連れてきたオーナーが多く訪れ、他には「LOVOT」たちに混ざって「PHOTO & RUN」を歩く「aibo」等も見られた。
中には、2001年に発売された前世代のアイボ「ERS-220」や、ヒト型ロボット「Pepper」オーナーの姿もあった。
前世代AIBO「ERS-220」のオーナーの方は2体の『RoBoHoN』オーナーでもあるそう。
「ERS-220は家族として最近迎えました。入手したときは壊れていて動かなかったのですが、すべて治療(修理)してもらって、生まれ変わったように元気に動くようになりました。ERS-220は数が少ないので貴重だと思います。実は、元気にしてもらうのってどんな治療をしてくれるんだろう、って技術的にもやりとりにも興味があって。」と語る。
■動画
「healthy & picnic」がテーマのオリジナルメニュー
「PARK+」の世界はまるでロボット達と出かけるピクニック。「healthy & picnic」をテーマにした全13種のオリジナルメニューが用意されていて、オリジナルメニューはすべて『RoBoHoN』『Charlie』『Romi』『LOVOT』などのパートナーロボットがモチーフになっている。
フードやドリンクメニューや価格は関連記事「人とロボットが共生する発信拠点「PARK+」ロボホン/チャーリー/ロミィ/LOVOTをモチーフにした限定メニューの詳細を公開」を参照。
「PARK+」でロボットたちとおいしい料理やカフェに囲まれて、憩いの時間にどっぷりと浸かりたい。
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PARK+公式サイト
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神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。