ヤマハ発動機とクボタ、イチゴ収穫ロボットを開発する米スタートアップに追加出資
2021年9月22日
By ロボスタ編集部
ヤマハ発動機株式会社と株式会社クボタは、2019年8月、自社開発したロボットによるイチゴの収穫サービスの提供により、農業生産の効率化に貢献する米国のスタートアップ「Advanced Farm Technologies(AFT)社」の投資ラウンドシリーズAで出資を行なっており、今回、シリーズBにて追加出資したことを2021年9月21日に発表した。
今回の追加出資により、両社が有する技術も活用し、AFT社が進める露地作物・果樹分野における農業自動化ソリューションの実装を目指した技術開発、事業拡大を加速していくとのことだ。
なお、この連携の取り組みは、両社がそれぞれ進めるオープンイノベーション活動を通し実現したもので、広く農業分野において、それぞれ社外パートナーとの連携を通じて先進技術を積極的に取り込むオープンイノベーションを推進し、グローバルでの社会課題に資する新たな事業、製品、サービスの創出を目指すと述べている。
▼各社のオープンイノベーション活動
ヤマハ発動機グループ | CVC(Corporate Venture Capital)活動を行うグループ会社Yamaha Motor Ventures & Laboratory Silicon Valleyを通じた2019年の出資が足掛かりとなっている。 |
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クボタ | 社外パートナーとの連携によるオープンイノベーションの推進部門として2019年に「イノベ―ションセンター」を立ち上げ、スタートアップ企業への出資などを通じ、先進のアグリテックやビジネスモデルへの知見を深め、ソリューション事業の開発を加速している。 |
イチゴ収穫ロボット「TX robotic strawberry harvester」
同社の開発したイチゴ収穫ロボット「TX robotic strawberry harvester」は、自動で走行し、搭載されている画像センサーとAIを用い収穫適期にあるイチゴを瞬時に判別し、ロボットアームで果実を摘み取る。これらの自動化技術により、従来の有人での収穫作業を大幅に省力化し、オペレーション効率を最大化することが可能だ。
Advanced Farm Technologies社の概要
代表者 | Marc Grossman(Chairman and CEO) |
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本社所在地 | 米国カリフォルニア州デービス |
設立 | 2018年5月 |
事業内容 | イチゴの自動収穫ロボットの開発および収穫作業の請負サービス |
■【動画】TXGripperCam (advanced.farm):リアルタイムステレオビジョン/屋外用に設計されたステレオカメラは、イチゴが収穫できる状態か、ロボットが1秒間に何度も判断するのに役立つ。
https://vimeo.com/610193159
■【動画】advanced.farm TX robotic strawberry harvester:ソフトグリッパー/Food−safeグリッパーは、果物を優しく素早く摘み取る。
https://vimeo.com/610193159
https://vimeo.com/610193159
■【動画】advanced.farm TX robotic strawberry harvester:ソフトグリッパー/Food−safeグリッパーは、果物を優しく素早く摘み取る。
https://vimeo.com/610193159
Advanced Farm Technologies社:https://www.advanced.farm/
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