災害救助を題材とした「ヒト型レスキューロボットコンテスト 2021」ビデオ審査方式で開催 今年は要救助者の扱いを重視

「ヒト型レスキューロボットコンテスト2021」がビデオ審査方式で今年も開催される。応募締切は11月14日(日)。ヒト型レスキューロボットコンテスト実行委員会が発表した。


「ヒト型レスキューロボットコンテスト 2021」ビデオ審査方式で開催

ヒト型レスキューロボットコンテストは災害救助を題材とした競技で、小型のヒト型ロボット1台と操縦者1名で参加できる。ヒト型ロボットを遠隔操縦して、約4m×2mのフィールド内で「トンネルくぐり」「段差乗り越え」「ガレキ除去」「要救助者搬送」の四つのタスクを順にクリアし、かかった時間の短さを競う。また、各タスクに対する審査員による評価も重視される。要救助者には、身長320mmのデッサン人形を用いる。


例年は参加ロボットが一堂に会し、多彩な動きを見せてくれることが魅力だったが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のために、今年は昨年に引き続きビデオ審査方式となる。ビデオ審査方式は競技参加者が各自でロボットのパフォーマンスを撮影したビデオを提出し、それを審査する。昨年との違いは、要救助者の扱いを重視すること。また、今回も「新競技提案部門」を設ける。

昨年の搭載カメラ部門1位

昨年の目視部門第1位

昨年の新競技提案部門1位

同コンテストは2000年から毎年開催されている「レスキューロボットコンテスト」の新たな展開を目指し、2009年から始まった。レスキューロボットコンテストは、ロボット競技を通じて、ものづくりの楽しさを伝えるとともに、防災や減災の大切さや難しさを考える機会を提供している。同コンテストもこの考えを受け継ぎ、さらに多くの人達に輪を広げるために開催する。


「ヒト型レスキューロボットコンテスト 2021」概要
主催 ヒト型レスキューロボットコンテスト実行委員会
共催 一般社団法人日本機械学会 ロボティクス・メカトロニクス部門、一般社団法人アール・アンド・アールコミュニティー
参加費 無料
申し込み方法 参加を希望する人は、以下のURLにある競技規定が定めるビデオを撮影し、YoutTubeにアップロードする。その後、2021年11月14日(日)までに所定のGoogleフォームに入力して送信する。エントリ用のGoogleフォームは10月中旬に公開する。
https://humanoid-rescon.org/
情報交換グループ コンテストにエントリ予定の人や興味を持つの人が、参加者同士や実行委員会と情報や意見を交換するためにコミュニケーションツールSlackのワークスペースを開設。エントリを予定している人は、必ず参加ください。詳細はウェブサイトをご覧ください。
発表 審査結果と表彰を2021年12月12日(日)に発表する。
問い合わせ先 humanoid-resconあgooglegroups.com
(「あ」を「@」に置き換えてください)
「ヒト型レスキューロボットコンテスト 2021」ホームページ https://humanoid-rescon.org/

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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