スピーシーズが「14cmスマートフィギュア」と「ロボスタンプの開発」を発表 坂本龍馬ロボットの動画を公開

スリムで表現力豊かなロボットプラットフォームを提供するスピーシーズ株式会社は、心を伝えるメディア事業で日本IBM社の共創プログラム:“BlueHub 第7期”に採択されたことを発表した。応募総数約100社中から4社だけが選ばれた。

同プロジェクトでは様々なクリエーターとの共創をしていく。そのために、オリジナル外装、コンテンツ制作、アプリ開発、使い方などで広く共創できる様に、「14cmスマートフィギュア:MOFI7-Nano」の開発キットを提供し、ノウハウを伝えるクリエイティブワークショップ、皆で競い合うクリエイティブコンテストや皆で楽しめるクリエイティブイベントを開催していく。また、クラウドファンディングでの先行プレミアム製品の提供を計画している。開発キット予約開始時期は12月(価格は10万円以下を予定)。


「14cmスマートフィギュア&ロボスタンプの開発」を共創

スピーシーズはロボットがパソコンやスマホの様に身近な相棒になって、いつも人を楽しませてくれるReal 3D Mediaになって欲しいと考えている。そこで、どうしても人に冷たくなりがちなデジタル情報を可愛い仕草のReal 3D表現でフレンドリーに伝え、職場や店舗、家庭のデスクトップをより明るく楽しくしていくための『14cmスマートフィギュア:MOFI7-Nano』を製品化する。

「14cmスマートフィギュア:MOFI7-Nano」はスマホの様にいろいろなアプリを実行可能な小型ロボットプラットフォーム。大きさが14cm程度の手のひらサイズでありながら11自由度を持ち、“からくりユニット(台座)”内にも2個のモーターを備えることでデスクトップを360度自走できる。ダイナミックなダンスもこなす表現力豊かなロボット。



また、スマホなどのアイコンで、遠隔地からもメッセンジャー感覚で容易にロボットの操作が可能な基本ソフト“ロボスタンプ”を開発していく。ロボスタンプはアイコンを組み合わせてストーリー性のある表現もでき、複数台でユニットを組んで踊ったり、コミュニケーションしたり、競い合ったりすることもできる。また、遠隔地のロボットを操作して自分の分身として仕事をさせたり、友達と一緒に遊ぶなども可能で、より簡単に深いコミュニケーションが可能となる。





【ロボスタンプのイメージ動画】



外装のカスタマイズ可

スマートフィギュアは様々な外装に対応する。ドールのように服を変えたり、フィギュアのように衣装ごとボディを作成したりとクリエイターのオリジナルデザインでカスタマイズが可能となっている。また、家族や恋人の似顔絵風な顔にする事で、より親しみやすい外観にも出来る。





仕様

身長 約14cm
外装(スキン) 樹脂 または布
外形寸法(おおよそ) W15cm× D16cm× H23cm(手を下げた状態)
関節自由度 11自由度
頭部:2軸(水平旋回、前後傾き)
腕:3軸×2本(肩回転、肩開き、肘)
足:1軸(足の上げ下げ + 歩く動作)
台座自走:2軸(前後、回転)
駆動方式 多関節回転力伝達方式(リモートモーター:特許取得済み)
ホストとの接続 Wi-Fi など
その他 MOFI-OS ver. 5.0搭載
LINUXベース:PC、スマホからWebブラウザーにて操作可能
MikuMikuDanceにてモーション作成(.pmx、.vmdファイル利用)
カメラ、マイク、スピーカー内蔵
使用環境 電源:NiMH電池内蔵、充電器、ACアダプター付属(AC100V)
操作用にPCかスマホ(ブラウザーで操作、MMDでも使用)が必要
WiFi環境(スマホと直結、又はルーターやアクセスポイントが有る)

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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