パソナグループとAVITAが『アバター人材雇用創出プロジェクト』で協業 年内にオペレーター人材の育成を開始

株式会社パソナグループとAVITA株式会社は協業し、AVITAのアバターと関連技術を活用した新サービスの開発と人材育成を通じて、新たな雇用創造と新産業創造を目指す『アバター人材雇用創出プロジェクト』を10月20日より開始することを発表した。


協業の第一弾として「淡路コンシェルジュアバター」サービスを提供

昨今、新型コロナウイルス感染症の拡大による在宅勤務やリモートワークの広がり、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)に関連するテクノロジーの発展等を受けて、仮想空間におけるアバターを使った活動や「メタバース」と呼ばれる概念が注目されている。

アバター:身体や能力を拡張し、様々な制約を超えて活動するためのテクノロジー
メタバース:アバターを通じて様々な人が自由に活動・交流できる仮想空間

アバターを活用した就業機会の拡大は様々な事情により物理的な移動が難しい人の就業を可能にすると共に、人材の持つ様々な才能・能力を拡張することで、全く新しい領域での雇用創出や、デジタル空間を前提とした新しい雇用のあり方の創造が期待されている。

そこで今回、パソナグループとAVITAが協業し実施する『アバター人材雇用創出プロジェクト』では、「アバターワーク」サービスを共同で開発し提供するほか、アバターを活用したサービスを推進する人材を育成していく。さらに、アバターを活用した地域情報の発信や、仮想空間を使い地域との交流人口の増加を目指した地方創生プロジェクトも推進していく。

協業の第一弾として、年内にもパソナグループが兵庫県淡路島の地方創生に向けて展開する各種飲食・宿泊・観光施設等の総合問合せ・予約窓口「淡路コンシェルジュアバター」のサービスを、AVITAと共に開発したアバターが提供していく。それに伴い、淡路市内に「淡路アバターセンター」を開設し、オペレーター人材の育成を開始する。

パソナグループとAVITAは、協業を通じて企業依存社会から個人自立社会へと社会のあり方が変革する中、アバター活用を通じて企業の雇用のあり方のDX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートし、多様な人材が活躍できる社会の実現を目指していく。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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