JCVとソフトバンクがイオンモールのARイベントで実証実験 店内にARキャラや情報が出現する新空間イベント「JCV MARS」で創出

ソフトバンク株式会社の子会社である日本コンピュータビジョン株式会社(JCV)は、2021年10月20日(水)~2022年2月28日(月)まで、イオンモール株式会社の「イオンモールNagoya Noritake Garden」と「BIZrium(ビズリウム)名古屋」で行うAR実証実験に、ソフトバンク株式会社と協力して参画したことを発表した。

今回、イオンモールに採用された同社の技術は、カメラ機能で取得した3次元データを用い空間情報を認識した上で、屋内の位置特定を正確に行い、アプリケーションコンテンツを通じて現実空間にバーチャルな世界を融合するための、業界トップクラスの画像認識技術をベースにしたSaaSプラットフォーム「JCV MARS」だ。


SaaSプラットフォーム「JCV MARS」について

「JCV MARS」は、同社が持つ業界トップクラスの画像認識技術を活用して、屋外・屋内での位置特定を実現し、地図データの特徴点の照合のみで、アプリケーションを通してユーザーへのサービス提供を遅延なく⾼速にサービス提供を行える。さらに、サーバー側に取り込む地図上の特定のポイント(POI:Point of Interest)やARコンテンツを直感的なGUIで簡単に管理することが可能だ。事業者もユーザーもさまざまなARアプリケーションを、ストレスフリーで簡単に利用ができることより、商業施設や観光施設では、ARを活用したアプリケーションサービスを通して、各店舗の情報や広告を仮想空間内でイベント表示など、来場者にとって有益な情報をわかりやすく発信することで、マーケティングや集客効果が期待できる。

ARで屋内施設内のナビゲーションを実施

キャンペーンやクーポン情報を紹介




同実証実験について

同実証は、館内6か所の体験エリアで、イオンモールアプリ内の「バーチャルな世界(AR)を楽しもう!!」をタップしスマートフォンをかざすと、体験エリアごとに「動物園」「キャラクター」「水族館」「ショップ情報」などの様々なARコンテンツをタップすることで、独自のアクションを楽しめる。「ショップ情報」の体験エリアでは、各店舗の情報を仮想空間内で表示。今後は、クリスマスイベント・バレンタインデーイベントなどでも実証し、期間ごとにコンテンツやイベントを提供予定です。また、地域活性化の一環として近隣の大学と連携し、学生制作の作品発表の場としての活用も計画しており、広告としての活用も検討予定だ。

画像:イオンモールアプリ公式サイトより

▼実験概要

実証期間 2021年10月20日(水)〜2022年2月28日(月)
実証時間帯 10:00〜21:00 ※状況により時間帯は変更の可能性有
場所 ・イオンモール Nagoya Noritake Garden 1F 3か所/2F 2か所
・BIZrium(ビズリウム)名古屋 6F 1か所
イオンモールアプリURL:https://www.aeon.jp/sc/aeonmallapp/
【JCVについて】
同社は、AI技術を活用し、スマートビルディング分野やスマートリテール分野に対し最先端の顔認証ソリューションを提供するビジョナリーカンパニーだ。最先端の技術に、日本国内で求められる個人情報保護や高水準のセキュリティを加え、人々が幸せに暮らせる、より効率的で便利な新しい世界の出発点となるようなプロダクトを生み出していくことを目標としている。

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