パナソニック、イヤホンで解説を聞きながらサッカー観戦「リアルタイム音声配信 CHEERPHONE」でガンバ大阪とコラボ

パナソニック株式会社は2021年10月23日に開催された明治安田生命J1リーグ 第33節 ガンバ大阪vs. サガン鳥栖の試合にて、リアルタイム音声配信プラットフォーム「CHEERPHONE」(チアホン)を活用したライブ音声配信サービスの実証実験を実施したことを発表した。


CHEERPHONEと実証実験について

CHEERPHONE(チアホン)は昨今注目が集まっているVoiceTechと言われる「音声配信サービス」を事業領域とし、特にスポーツをより楽しむ環境を創出することを目的としている。コロナウイルスによってスポーツを取り巻く環境も大きく変わった。スポーツ観戦の在り方も変わっていく中、アフターコロナを見据え、試合会場でチームとファンとをつなぐ音声配信プラットフォームを提供する。「イヤホンで解説を聞きながら試合を見る」という新しい観戦体験はファンエンゲージメントを向上させ、新しいスポーツ観戦体験になると考えている。

今回の実証では2021年に開校された「ガンバ大阪サッカービジネスアカデミー」(以下、GBA)の受講生によるスタジアムイベント企画の一環として、音声配信サービスによる観戦体験の受容性検証を目的に、CHEERPHONEを活用したライブ音声解説サービス付きチケットを購入したスタジアム来場者に対して音声配信を実施した。併せて、今回リニューアルしたUIの操作性、新機能となるリアクション機能なども検証。ガンバ大阪ならびにGBAとのコラボレーションを通じ、スポーツの新たな楽しみ方を提案した。

配信者の様子(手前:下埜正太さん(MC)、奥:岩下敬輔さん(ガンバ大阪OB))

スタンドの様子

来場者への説明の様子


イベントの成果

2021年10月23日、パナソニックスタジアム吹田で実施されたガンバ大阪とサガン鳥栖の試合には9,886名が来場。ライブ音声解説サービス付きチケットを購入した約100名がCHEERPHONEを用いた新たなスポーツ観戦を体験した。

■ガンバ大阪ファンのコメント(アンケートより抜粋)

・いつもの中立的な解説と比べ、ガンバ大阪寄りの解説だったので、とても楽しかった。
・いつもより楽しんで試合を見ることができた。
・普段と違うサッカーの見方ができて、とても良かった。
・試合理解度の向上と選手への認識を深められるので、また会場に来たくなる。
・いくつかの改善点はあると思いましたが。更に改良していただいて次回も楽しみにしたいです。

■解説者 岩下敬輔さん(ガンバ大阪OB)コメント

このようなファンの方だけに向けたライブ解説は初めてでしたが、ファンの方のリアルタイムでのリアクションも嬉しかったです。ファンの方だけという環境が話しやすかったですし、普段よりも楽しく解説が出来ました。

■ガンバ大阪 コメント

コロナ禍において、ファン・サポーターの皆様にスタジアムで楽しんでいただける企画を提供したいと考え、本企画に取り組みました。ファン・サポーターの皆様から一定の評価をいただくことができましたので、スタジアムで新たにサッカーを楽しむ体験として、今後の導入を検討していきたいと思います。

■GBA「ファンスタ」プロジェクトリーダー 上垣内淳さん コメント

ガンバ大阪のサポーターの皆様にスタジアム観戦をもっともっと楽しんでいただきたい!という想いで、「ガンバ大阪OBによる、ライブ音声解説」付きの観戦体験を企画しました。ライブ音声を通じて試合解説や戦術、さらに選手の人柄などを届けた結果、「スタジアムの臨場感に解説が加わり、試合がもっと面白くなった!」「選手の人柄や裏話が聞けて得した気分だった!」と評価をいただき、今後に向けて大きな手応えを得ることができました。


共同実証について

パナソニックは今後も継続して、スポーツ事業者やその他のパートナーとリアルタイム音声配信プラットフォームを活用した実証を実施していく。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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