音声をベースにしたソーシャルネットワークサービスClubhouse(クラブハウス)は、米国時間11月3日(水)にClubhouseアプリが日本語を含む13のローカル言語への対応を開始したことを発表した。先行してAndroidユーザーを対象に順次提供開始し、近日中にiOS版にも展開していく予定。また、アプリの新アイコンも同時に発表され、新たなClubhouseクリエイターが登場した。新アイコンは、アプリを最新版にアップデートすると、自動的に変更される。
音声SNSアプリ「Clubhouse」について
Clubhouseは人々が集まって会話を楽しむ、音声をベースにした新しいタイプのSNS。様々なコミュニティがClubhouseに集まり、ユーザーは音楽、お笑い、政治、恋愛など、多種多様なトピックについて、リアルタイムで会話をしたり、聴いたり、学んだりしている。Clubhouseでは、誰でも「room」(ルーム)に入ってあるトピックの会話を聴くことも、手を挙げて会話に参加することも、自分の「room」(ルーム)を作ることも可能。
ローカル言語対応について
今回、ローカル言語対応の第1弾として、日本語を含む13言語に対応した。このアップデートにより、アプリストアおよびアプリ内の操作ボタンや説明が、ユーザーのスマートフォン端末で基本設定されている言語で表示されるようになった。例えば、ルームを作成する際に用いる「+Room」ボタンや、ルーム内のメニュー画面にある「Share Room」、「Search Room」、「Review Club Rules」といった操作ボタンがローカル言語で表示される。
ローカル言語対応は米国以外の市場におけるClubhouseのコミュニティから最も要望の多かった機能。これまで、表示言語は英語のみだったが、多様な言語に対応することで、世界中のより多くのユーザーがClubhouseを楽しめるようになった。
第1弾として対応する言語に日本語が含まれていることは、Clubhouseにとって日本が主要な市場の一つであることを象徴している。今後も対応言語を継続的に増やしていき、世界中のユーザーがClubhouseにアクセスできるようにしていく予定。
日本語/フランス語/ドイツ語/ヒンディー語/インドネシア語/イタリア語/カンナダ語/韓国語/マラヤーラム語/ポルトガル語(ブラジルポルトガル語))/スペイン語/タミル語/テルグ語(順不同)
新アプリアイコンについて
Clubhouseでは定期的にアプリアイコンを紹介している。今回、新アイコンとなったのは、2021年初頭にClubhouseのユーザーとなり、現在、約7万2千人が参加しているClub「Anirudh」を立ち上げたアニルーダ・デーシュムク(Anirudh Deshmukh)さん。
アニルーダさんは元建築家でありながら、歌手、作詞家、プロデューサーに転身した人物で、インド人として初めてアプリアイコンに採用された。自身のClubに世界中の歌手や作詞家を招いて夜のミュージックショー「Late Night Jam」を毎晩のように開催しており、世界中の新進のアーティストたちに、ステージに立って自分の音楽や詩、人生の経験を共有するように促すことで、Clubhouseの音楽系コミュニティの構築に貢献している。アプリを最新版にアップデートすると、アニルーダさんがアイコンになる。
Clubhouse公式サイト
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。