SEQSENSE、東京建物が警備ロボット『SQ-2』の実証実験をオリナスタワー、新宿センタービルで実施
SEQSENSE株式会社は東京建物株式会社とともに、「オリナスタワー」および「新宿センタービル」にて自律移動型警備ロボット『SQ-2』(エスキューツー)を用いた実証実験を2021年9月1日~10月31日まで実施したことを発表した。
実証実験の背景
東京建物はオフィス、商業施設等の多様な不動産の開発、運営・管理事業において、新しいデジタルテクノロジーの活用によるユーザー満足度および事業収益性の向上に取り組み、施設管理現場の課題解決・生産性向上に向けた様々なデジタルトランスフォーメーション(DX)活動を継続的に行っている。
昨今、コロナ禍の影響もあり日本経済全体が落ち込みを見せる中、警備業界の令和2年12月時点の有効求人倍率は6.82倍と人材獲得が難しい状況。警備員の負担を減らすため、東京建物とSEQSENSEは今回の実証実験で得られた警備・管理業関係者からの声をもとに、ロボット本格導入に向け更なる取り組みを行った。
【実証実験の概要】
期間 | 2021年9月1日(水)~10月31日(日) |
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場所 | 「オリナスタワー」および「新宿センタービル」1階オフィスエントランス 9月1日から「オリナスタワー」、10月1日から「新宿センタービル」にてロボット実証実験を実施。 |
実証実験内容 | 自律走行による巡回業務性能、立哨業務性能の検証等 |
SEQSENSEの提供する警備ロボットシステムについて
SEQSENSEは自律移動型警備ロボット『SQ-2』とユーザー自身でロボットを運用し、警備業務に利用できるクラウドシステムを含めて、警備ロボットシステムとして2019年よりプロダクトを提供している。
『SQ-2』は3次元センサ技術・自己位置推定・リアルタイム経路計画など高度なテクノロジーを駆使することで生まれた自律移動型の警備ロボット。人手不足が深刻な警備業界において、各種警備業務の労力削減を実現する。独自開発の3D LiDAR(三次元の距離情報を計測するセンサ)を搭載することにより広視野角を実現し、警備対象物件の詳細な3次元マッピング、床に置かれた障害物や歩行者をはじめとした移動物体の発見、環境変化の検出を行うことが可能。センシングの結果を自己位置推定および経路計画に利用することで繰り返し安定した移動を行うことができ、また、人や障害物などとの接触を防ぐことが可能となる。
また、自社開発のクラウドシステムは、警備員の皆様からのフィードバックを基に、使いやすく、実際の警備に必要な機能を提供している。このクラウドシステムを使い、警備拠点から遠隔でロボットに各種警備業務(巡回、立哨、動哨)に関する指示を出すことができる。ロボットから送られてきた情報はすべてクラウド上に蓄積され、巡回結果のレポート作成や、ロボットに搭載されたカメラのストリーミング動画の録画再生といった機能をいつでも利用することができる。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。