アトラックラボ、深谷市農家の主導で「キャベツ搬送ロボット」を開発 200kg積載 ジョイスティック操作も可能

株式会社アトラックラボ、株式会社アームレスキュー、農業生産法人 有限会社ファームヤードは、深谷市「DEEP VALLEY」構想の元「キャベツ搬送ロボット」を共同で開発したことを発表した。


深谷市農家の主導で「キャベツ搬送ロボット」を開発

キャベツ収穫は人力台車やクローラー型エンジン台車を使い畑から運び出している。キャベツの収穫箱は一箱10kg以上あり、数十箱を載せて畑を移動させるため人力台車では2~3人がかり、エンジン台車は細かな方向転換や速度調整のレバー操作が必要となっていた。また、エンジン台車は機械重量も重く移動も容易ではないなどの問題がある。

200kgの積載が可能

今回開発した搬送台車は、電動のインホイールモーターを4輪に採用し、200kgの積載重量を実現しながら走破性と車両の軽量化を実現している。また、低コスト化も重要なため、複雑な制御は廃し簡単で実用的な操作とした。操作は車体のジョイスティックか、シンプルな遠隔操作で行え、積込作業をしながらの操作が容易になっている。

ジョイスティックによる操作も可能

主体となった農家「ファームヤード」は吉岡社長が1997年の創業時に、持続可能な社会作りへの貢献と経営の拠所として、野菜の安定供給、遊休農地の解消、雇用の安定を図る等の企業理念で、新しい試みに挑戦しており、深谷市のリードの元、アームレスキュー、アトラックラボでロボット開発に協力した。深谷市はアグリテック集積都市(DEEP VALLEY)で農業×製造業・ITで関連企業の集積を図る活動をしており、今回農家とロボット開発会社での共同開発に至った。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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