94%以上が「空飛ぶクルマに乗りたい」と回答 SkyDriveが空飛ぶクルマの事業性を調査 約5%は安全性全般に不安
「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDriveは、大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現を目指し、株式会社大林組、関西電力株式会社、近鉄グループホールディングス株式会社、東京海上日動火災保険株式会社と共同で、「空飛ぶクルマによるエアタクシー事業性調査」を実施したことを発表した。
調査方法(有効回答数N:合計316)
「空飛ぶクルマによるエアタクシー事業性調査」では空飛ぶクルマの認知度ならびに社会受容度を確認し、大阪ベイエリアにおける空飛ぶクルマを活用したエアタクシーサービスの事業可能性を検証するため、次のような調査を実施。
1.大阪ベイエリア地域住民を中心とした生活者を対象に、2021年10月18日~21日に事前Web調査を実施。事前Web調査に回答した人を対象に、2021年10月22日~23日に大阪港中央突堤にて、ドローンによる海上飛行の見学ならびに、天保山マーケットプレースにて空飛ぶクルマの展示機・周辺技術(ポート建設、充電・エネルギー関連等)の展示を見学してもらい、会場調査を実施。
2.2021年10月22日~23日に天保山マーケットプレースにて空飛ぶクルマの展示機・周辺技術(ポート建設、充電・エネルギー関連等)を見学した来場者を対象に、会場調査を実施。
有効回答数N:合計316 (1)96 (2)220
調査詳細
Q1「空飛ぶクルマ」を知っているか
「全く知らない」が20.4%、「聞いたことがある」が50%、「知っている」が29.6%と、約80%の人が詳細は知らないが「空飛ぶクルマ」の存在を認識していた。
Q2展示している「空飛ぶクルマ」に乗ってみたいと思うか
「全く乗ってみたくない」は0%、「是非乗ってみたい」が65.8%、「できれば乗ってみたい」が29.1%、「あまり乗りたくない」が5.1%と、94%以上の人が「空飛ぶクルマ」に乗ることに興味を示した。
Q3「空飛ぶクルマ」になぜ乗ってみたいのか
Q2で乗ってみたいと答えた人の回答
「眺めがよさそう」65.7%と、空ならではの体験への期待が一番多く、次いで「渋滞のない生活」54.7%や「移動時間の短縮」52%といった移動の利便性向上への期待が大きかった。またフリーコメントでは、「好きな時に移動できる」「離島へのアクセスが便利になる」といった日常生活を便利にするモビリティとしての期待も大きかった。
Q4「空飛ぶクルマ」になぜ乗ってみたくないのか
Q2で乗ってみたくないと答えた人の回答
「空飛ぶクルマ」に乗ってみたくない人は全体の約5%で、「機体」「自動操縦」「衝突」といった安全性全般に対する不安が大きかった。
Q5「空飛ぶクルマ」のサービスを利用するにあたり、それぞれどのくらい重視するか
トップ3は「安全性の徹底」が95.5%、「利用しやすい料金」が86.8%、「ユーザビリティ」が77.2%と、安全性・信頼性のあるモビリティであることはもちろんのこと、料金や便利さといった観点も重要視されている。
Q6「空飛ぶクルマ」のサービスをどのような場面で利用したいか
「遊覧飛行・レジャー」が飛びぬけて75.3%と非日常生活への期待が大きかったが、フリーコメントでは「救急医療」「山間部の生活補助」「自家用」「物流」といったコメントも多数あり、日常生活を便利にするモビリティとしてイメージする人もいた。
Q7「空飛ぶクルマ」の実現によって、それぞれの社会課題解決にどの程度期待しているか
トップ3は「離島や山間部への物流・交通の利便性向上」が90.8%、「新しい観光事業の創出」が90.5%、「移動時間への削減」が84.4%と日常生活の利便性の向上や地域活性化のための新ビジネスとしての期待も大きかった。
同社は今後、2025年の大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの実現に向けて、本調査結果を空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブルにて共有し、空飛ぶクルマの機体開発と事業開発にフィードバックしていく。
株式会社SkyDrive
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。