AI音声スタートアップの「Yellston」が社名とサービス名を「CoeFont」に統合 「アリアル」と「ミリアル」は引き続き無料で利用可能

AI音声プラットフォーム「CoeFont CLOUD」を提供する株式会社Yellstoは、12月1日より、社名を「株式会社CoeFont」に変更したことを発表した。また、社名変更に伴い、AI音声プラットフォーム「CoeFont CLOUD」にクリエイター向けAI音声プラットフォーム「CoeFont STUDIO」を統合し、サービス名を「CoeFont」に変更する。同社は今回の社名変更とサービスプラットフォーム統合・名称変更により、一層のサービス普及に向けて事業展開の加速に努めていくとしている。


社名変更とサービスプラットフォーム統合の背景

株式会社CoeFont(旧社名:Yellston)はAIを利用したサービスの開発、提供を行っている。2020年に設立し、東工大ベンチャーに登録されている。現在、AIによる音声合成の研究を行っており、「すべてのクリエイターに声を届ける」をコンセプトに『CoeFont』の提供を行っている。聞き取りやすい自然なAI音声により、音声コンテンツ市場の開拓を目指している。

2021年4月の「CoeFont STUDIO」、7月の「CoeFont CLOUD」のサービスリリースを経て、声のフォントである「CoeFont」は、多くの法人、個人に利用されてきた。音声合成に関する最先端の研究結果を活用し、オーディブックをはじめとした高品質な音声コンテンツへの活用や手術で声帯摘出を余儀なくされてしまった人達への無償提供を行うことで、従来までのAI音声では不可能であった”音声の可能性”を拡張してきた。

今後ますます増加する利用ニーズの拡大への対応とさらなる事業開発速度の加速のため、今回の社名変更とサービスプラットフォームの統合およびサービス名変更を決断した。同社は「CoeFont」のサービス認知とサービス利用者の導線を一つに絞ることで、これまで以上に”音声で伝えることの可能性”を拡張していく。


「アリアル」と「ミリアル」は引き続き、無料で利用可能

「CoeFont STUDIO」は12月1日から、30日間の移行期間を経て、2022年1月1日に「CoeFont」へと統合される。今回のサービス統合による、基本的なサービスの変更はない。また、サービスプラットフォーム統合に伴い、「CoeFont STUDIO」を利用しているユーザーは、アカウント移行手続きを行うことで、引き続き、サービスの利用が可能となる。なお、「CoeFont STUDIO」のリリース時から、Twitter等のSNS上で多くの人に愛されている双子キャラクター「アリアル」と「ミリアル」は、引き続き、無料で利用できる。


左アリエル、右ミリアル


アカウント移行、新規ユーザーに向けた無料キャンペーン

12月1日から31日の期間限定で、「CoeFont STUDIO」から移行するユーザーと、「CoeFont」に新規で登録するユーザーに、同社キャラクター「アリアル」の喜怒哀楽のこもったAI音声4種類とCoeFontPro「秋月つむぎ」さんのCoeFontを無料で利用できるキャンペーンを実施する。


代表早川尚吾氏よりのコメント

旧社名のYellston(エールストン)は、先進的を意味するドイツ語のerst(エルスト)と、声援を送ることを意味する英語のyell(エール)を組み合わせた造語です。CoeFontへと社名は変わりますが、旧社名のように、AIをはじめとする最先端の技術を駆使したプロダクトで社会に活力を与える企業を目指して活動してまいります。今後とも、「CoeFont」をご愛顧いただけますよう、お願い申し上げます。

関連サイト
株式会社CoeFont

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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