「いつかメイドロボ喫茶を作りたい」
「ロボカップアジアパシフィック2021あいち」の会場では「ロボットと手をつないで歩こう」と体験を呼びかけ、身長125cmの手繋ぎ少女ロボット(メイドロボット)がゆっくりと移動していた。少女ロボットの周囲には子ども達や家族連れが集まり、柔らかい手を体験したり、手を引いて一緒に歩いて楽しんだ。(動画はこの記事の末尾に)
歩くときは人と同じように上体が上下したり、呼吸をしているかのようなバイタル機能を付けて自然さを出した。
クラウドファンディングを中心に資金を募り、今では3姉妹のメイドロボットとなった。
名前は「ましろ」と、双子の妹ロボット「ちろ」と「ちや」。腕を軽く引くと、そのチカラに応じて少女ロボットは歩き出す。
それぞれカメラを装備して、ひとの顔を認識したり、目や顔の向きで追従してくれる。
「ちろ」と「ちや」や手が柔らかく温かく加工されていたり、膝をついて膝枕をする機能も装備できる。
「いつかメイドロボ喫茶を作りたい」それが開発者たちの願いだ。
■動画
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神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。