「Scratchで作るプラごみ回収ロボット」イエロー ピン プロジェクトが出前授業を実施 5年生3クラス(88名)が体験

一般社団法人 イエロー ピン プロジェクトは2021年11月22日(月)足立区立東伊興小学校にて小学6年生を対象に、「プログラミングで海のSDGs!」出前授業を実施したことを発表した。なお、同イベントは次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環となる。


Scratchで正多角形を描き、プラごみを回収してみよう

同イベントでは足立区立東伊興小学校の5年生3クラス(88名)を対象に、ブロックプログラミングのScratchを使い、SDGs × プログラミングの出前授業を行った。今回の授業では、ロボットに正多角形を描かせるプログラムを作り、仮想の海に浮かぶプラスチックごみを正多角形で囲んで回収することに挑戦した。



内容は小学校5年生の算数で学習する「正多角形と円」を応用したもので、正多角形の性質を考えながらたくさんの種類の正多角形をプログラムしていく。仮想の海に浮かぶプラスチックごみを効率よく回収するためには、正三角形がいいのか、正六角形がいいのか、試行錯誤してプログラムを組んだ。授業の最後には、豊かな海を脅かす「海洋プラスチックごみ問題」を解決するために、実際に活躍しているプラスチックごみ回収ロボットや新しい科学技術を紹介した。


児童からは、「プログラミングをしながら算数も自然環境の大事さも学ぶことができて楽しかった」という感想があり、担当の先生からは「今の子供達に必要な思考を育てることができて良かった」という感想があった。同社は「私たちがかかえる重要な社会課題のひとつ「海洋プラスチックごみ問題」を、算数×プログラミングという新しい方法で伝えることができ、楽しんで学ぶこと、そして学んだことを将来に活かせることを実感してもらえました。」としている。

【イベント概要】

開催概要 「プログラミングで海のSDGs!」出前授業 授業内容「Scratchで作るプラごみ回収ロボット」
日程 2021年11月22日(月) 1回目 8:40〜10:15、2回目 10:35〜12:10、3回目 13:00〜14:35
開催場所 足立区立東伊興小学校
参加人数 5年生(88名)
後援 環境省、総務省
協力 リトルスタジオインク株式会社
日本財団「海と日本プロジェクト」 さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクト。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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