ドコモと島根県、養護学校の児童がテレプレゼンスロボットで水族館を遠隔見学 専門的見地から評価と教育的な効果向上の助言を発表

公立大学法人島根県立大学は、2021年3月18日に、島根県教育委員会とNTTドコモによるICTを活用した特別支援教育の充実に関する協定書を結び、様々なトライアルを行っている。

同取り組みの一環として、2021年11月9日・16日・30日に、島根県立江津清和養護学校の児童が「島根県立しまね海洋館アクアス」を、テレプレゼンスロボット「temi(テミ)」にて見学をしたことを同年12月8日に発表した。




テレプレゼンスロボットによる見学での体験

今回の見学では、特にシロイルカ達に対し、ロボットの画面越しにバブルリングを出すサインを送る等、観るにとどまらず児童自ら参加。これは、録画済みの動画視聴ではできない経験であり、リアルタイム双方向コミュニケーションが可能なテレプレゼンスロボットによる見学でこそ実現できた体験といえる。


島根県立大学 人間文化学部 保育教育学科 西村准教授

同氏は、専門の特別支援教育の見地から、テレプレゼンスロボットに可能性を見出しその教育的活用を進めており、今回も電波や動作確認の現地調査に立ち会うとともに、教育的な効果を高める方法について関係者に助言を行った。

西村健一准教授(画像は同大学HPより流用)



ロボ越しにシロイルカに対面|11/30

【児童側画面】子ども達の合図でバブルリング|11/30         

【児童側画面】シロイルカについて質疑応答|11/30

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ロボスタ編集部

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