絵本を覗くと朗読音声やBGMを再生 AI活用の子ども向け知育サービス「おとるーぺ」Makuakeでクラウドファンディング

大日本印刷株式会社はAI(人工知能)を活用して子どもたちに「知ることの楽しさ」を伝え、興味・関心を育む「魔法の虫めがね」の本格的な開発に向けて、Makuakeにてクラウドファンディングを実施することを発表した。


「魔法の虫めがね」を活用した知育サービス「おとるーぺ」

「魔法の虫めがね」はAIを搭載した専用の「虫めがね」を本などにかざすと、印刷された文字・絵・写真・イラストなどをAIが認識し、その内容を音で伝える「魔法のような」情報機器。今回クラウドファンディングの対象とする「おとるーぺ」は、この「魔法の虫めがね」を活用した子ども向けの知育サービスで、主に以下の機能を提供する。


【「魔法の虫めがね」を活用した知育サービス「おとるーぺ」の特長】
●「虫めがね」で絵本などを覗くと、文字や場面を認識して、最適な朗読音声やBGMを再生する。
●「虫めがね」で覗いたモノを認識して、最適な効果音や説明文を再生する。
●子どもが調べた図鑑などの写真やAIの認識内容を保存し、親がスマートフォンアプリで参照できる。
●子どもが利用した履歴のデータから、子どもの興味関心を分析する。



クラウドファンディング実施の狙いと概要

大日本印刷はデジタルトランスフォーメーション(DX)をメガトレンドのひとつと位置づけ、多様な事業領域で、AIやクラウド環境等を活かした新たなビジネスモデルの構築、新しい価値の提供に努めている。また、社会や人々が求める製品・サービスをできるだけ早くリリースするため、エンジニア自身が価値の創出・提供をいち早く行い、フィードバックを通じて改善していく、継続的なアジャイル開発と実証実験を行っている。今回、より多くのユーザーの意見をより効果的に素早く本サービスに反映するため、クラウドファンディングを通じたテストマーケティングを実施する。


今後の展開

大日本印刷は製品・サービスの企画・設計・デザインから実際の開発・提供・運用まで実現できるDX人材の育成やチームづくりを推進し、人々の身近に常に存在する価値として、「未来のあたりまえ」となる製品・サービスの開発・提供に取り組んでいる。こうした取り組みのなかから、「魔法の虫めがね」と「おとるーぺ」も創出された。また、「データ流通関連」「IoT・次世代通信関連」などの注力事業を推進するなかで、長年培ってきた出版業界との関係を活かしたサービスの開発や教育分野への展開にも力を入れている。

同社は今後もクラウドファンディングや実証実験などを継続的に展開し、社会や人々のニーズに寄り添った製品・サービスの開発を加速させていく。また、「魔法の虫めがね」を活用した新しいサービスの創出に向けて、共創パートナーを募り、事業化を推進する。

関連サイト
大日本印刷株式会社

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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