自動配送ロボットを開発する「Hakobot」 公道での走行実験などを目指して「FUNDINNO」で資金募集

配達者不足を配送ロボットで解決し、「なんでも載せられる、しっかり運ぶ」をコンセプトに、シンプルかつタフで走破性の高い自動走行ユニット「Hakobase」(ハコベース)を開発する会社Hakobotは、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO」(ファンディーノ)において、2021年12月21日(火)より募集による投資申込みの受付を開始することを発表した。


2022年度に公道実証を予定

Hakobotの配送ロボットはロボット下部の走行ユニット「Hakobase」(ハコベース)に荷室部を合わせたもの。同社は配送ロボットの日本での公道実用化の早期実現に向けた開発を続けており、走破性と堅牢性に優れた設計の4WD(四輪駆動)と、内輪差を限りなく減少させた独自の4WS(四輪操舵)を採用することで、日本特有の多様な路面状況や限られた空間でもスムーズかつ安全に走行できる仕様を実現した。また、走行ユニットに取り付ける荷室部はカスタマイズ可能な設計になっている。


今回はLiDAR等、高性能なセンサーと連動した屋外向けの自動運転システムの開発、屋外(公道)での公的な走行実験などを目指し、2021年12月16日より株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」において、募集案内の事前開示を開始。同社は今回の資金調達により資本力の充実を図り、事業の成長に繋げていく。


募集期間は2021年12月21日~2021年12月26日、上限とする募集額は79,992,000円(1口 99,000円、1人5口まで)。


Hakobase 3つの特長

Hakobaseの特徴は「ニーズにより可変する荷室」、「走破性と堅牢性に優れた設計」、同社独自開発の「四輪操舵システム」の3つ。現在、「自動走行ロボットを活用した配送の実現に向けた官民協議会」にも参画し、法改正も見据えた議論が進行している。Hakobaseは荷室ユニットのカスタマイズが可能なことで、載せられるもの次第で配達に限らず様々な業界での活用が期待される。さらに、同社は柔軟な開発体制と量産を想定した優れた設計力と開発力、そして様々な事業を成功に導いてきた実業家である堀江貴文氏を取締役に迎えていることを強みとしている。


今後は屋外での実証実験および改良を重ね、大学との共同研究を進めながら2023年内の正式販売を目指す。また、顧客のニーズに沿ったカスタマイズユニットの開発体制を構築して日本から世界への販売展開を目指す。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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