テレロボ「temi」で世界10ヵ国以上の海外バイヤーが展示会に遠隔参加 iPresenceが15台提供、常時5台を稼働
iPresence合同会社はRX Japan株式会社(旧社名:リードエグジビションジャパン)が2021年11月17日から19日に開催した【第5回“日本の食品”輸出EXPO】にて、テレプレゼンスアバターロボット「temi」を15台提供・テクニカルサポートを行い、世界10ヵ国以上の海外バイヤーが展示会に遠隔参加する新しい試みを実施したことを発表した。
テレプレゼンスロボットで海外からテレポート
“日本の食品”輸出EXPOは、海外販路開拓のために日本の食品メーカーや輸出関連企業が出展し、海外バイヤー・国内輸出商が商材を仕入れに来場する、食品輸出に特化した商談展。iPresenceは同イベントにてテレプレゼンスアバターロボット「temi」を15台提供、常時5台を稼働させ、渡航制限により日本に来られない世界10ヵ国以上の海外バイヤーがtemiを介して商談する「遠隔展示会参加」サービスを提供、テクニカルサポートを行った。
海外バイヤーはtemiを遠隔操作して会場内を自由に歩き回り、出展社と商談をしたり展示商品を見たりできることで、海外の自宅やオフィスにいながらも本当に会場にいるかのような感覚で展示会へ参加できる。また、temiには追従モードが搭載されているため、展示会スタッフの後をついていくだけで目当てのブースまでたどり着くことも可能。
出展社や展示会スタッフもロボットのボディがあることで、海外バイヤーの存在感を感じながら商談を進められるため、従来の単なるWEB会議よりワンランク上の擬似対面商談を体感できることが叶うと同時に、商談成立という喜びの声も聞くに至ったという。
ロボット商談という新しい形に出展社や海外バイヤーだけでなく、来場者やメディアも広く興味を寄せ、展示会場は大盛況。日本初の大規模な展示会ロボット運用は成功を収める結果となった。
iPresenceについて
iPresence合同会社はtemi、kubiやDouble3などを活用したテレプレセンスアバターロボット関連サービスのパイオニア。デジタルツインやメタバースと遠隔コミュニケーション技術を組み合わせた新たな遠隔地体験方法の開発・提供をしており、DX(デジタルトランスフォーメーション)と日本文化や地方創生プロジェクトなどに尽力している。
iPresence合同会社
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。