Amazonが東京駅で「Echo Show」を2台セットで販売 帰省の手土産は「いつでも繋がるビデオ通話」特別パッケージ

年末年始は帰省を予定している人も多いことだろう。
すでに賑わい始めた東京駅構内で、Amazonはスマートディスプレイ「Echo Show」専門のポップアップショップを2021年12月26日(日)と27日(月)の2日間限定でオープンしている。


「Echo Show」専門のポップアップショップの名称は『BEYOND THE DISTANCE』。2021年12月26日(日)と27日(月)の2日間限定で、東京駅構内(改札内)の地下一階イベントスペースSQUARE ZERO(グランスタ地下)で開設されている


ビデオ通話でいつでも家族が繋がる2台セット

このショップのテーマは「Beyond the Distance 距離は超えられる」。
コロナ禍で帰省もままならなかった中、ようやく会いに行けるという思いと、遠くに離れていてもいつでもビデオ通話で繋がっていられるようにという思いを込めて、1台を実家の父母に、1台が自宅で使えるようにと2台セット構成にした。


Echoには「おじいちゃん(おばあちゃん)に電話して」や「実家に電話して」など、音声で呼びかけるだけで、相手先に発信することができる。



販売している商品は画面付きスマートスピーカー「Amazon Echo Show 5」と「Amazon Echo Show 8」で、それぞれが2台セットとなっている。帰省客が実家の父母にお土産に持って帰れるように、2台がきれいに入った特別なパッケージと紙袋を用意。価格は2台セットながら、1台分の金額を設定した。(販売個数限定:Echo Show 5が¥8,980(税込)、Echo Show 8が¥14,980(税込))

左が5.5インチ画面付きスマートスピーカー「Amazon Echo Show 5」(解像度 960 x 480)と右が8インチ画面付き「Amazon Echo Show 8」(解像度 1280 x 800 自動色彩調整機能)

2台が入った専用のパッケージ(Echo Show 5)

青いパッケージの「Echo Show 8」




テーマ「Beyond the Distance 距離は超えられる」で、オリジナル動画も製作した。

■動画 Amazon Echo | Beyond the Distance 距離は超えられる

なお、ビデオ通話で使用するためには、2台のEchoを設置する両方の環境にWi-Fi(無線LAN)が必要だ。特に「実家にはインターネット回線(Wi-Fi)がない」という声もよく聞くので、その点だけは注意が必要だ。


なお、お菓子類の手土産をAmazon Echoに追加して購入できるように、販売コーナーも用意している。もちろんお菓子だけでも購入できる。

お土産用お菓子類の販売コーナーもある

■動画 東京駅構内のAmazonのショップ『BEYOND THE DISTANCE』

ショップ『BEYOND THE DISTANCE』で商品を購入すると(お菓子も含む)、Echoのロゴマーク入りの特製マスクが入手できるようだ。


Amazonのオンラインでも2台まとめ買いで50%OFF

なお、Amazonの公式キャンペーンとして、12/30まで「Echo Show 5(Echo Show 8)が2台まとめ買いで50%OFF」販売が実施されている。東京駅で購入できない場合でも、オンラインで購入することができる(特別パッケージや紙袋などは東京駅のショップのみの特典)。


■Echo Show 5
https://www.amazon.co.jp/gp/browse.html?node=10421849051&ref=ods_dp_ps_cro_tc
¥8,980(税込)
■Echo Show 8
https://www.amazon.co.jp/gp/browse.html?node=10421850051&ref=ods_dp_ps_ath_tc
¥14,980(税込)



Amazonの事業部長に聞く

今回、2日間限定で開設した「Echo Show専門ポップアップショップ BEYOND THE DISTANCE」の状況や狙いについて、Amazonの事業部長、橘氏に聞いた。

アマゾンジャパン合同会社 Amazonデバイス 事業部長 Echo・スマートホーム デバイス事業部 橘 宏至氏

編集部

『BEYOND THE DISTANCE』をオープンした経緯を教えてください

橘氏

コロナ禍で2年近く、遠く離れた大切な家族とお会いする帰省の機会を我慢してきた人も多いと思います。人との距離を考え続けたその時間は、人とのつながりを考えた時間だと思います。待ちに待った帰省だからこそ、Amazon Echo Showのビデオ通話機能でいつでも繋がることができる、そんな特別な手土産をご提案させて頂いています。
Echoのセットアップはとても簡単ですが、それでもご高齢の方には難しいケースがありますので、せっかく帰省される機会ですので、実家のEchoを親御さんのためにセットアップをして頂ければ・・と思っています。

編集部

Amazon Echoシリーズには他にもいろいろな機種がありますが、Show 5とShow 8を選択した理由はどういうところでしょうか

橘氏

画面がない「Echo」や「Echo Dot」でも同様に通話機能でいつでも繋がることができます。しかし、折角ご家族で通話するなら画面のあるEcho Showが良いだろう、ということ。他にShow 10がありますが、こちらはサイズや重量も大きいので2台セットで手提げで持ち運ぶのは難しいだろうと考えました。



オープンして約20分で、約20個があっという間に売れた

ちなみに、Echoシリーズの販売実績をグローバルで見ると、日本は画面付きの「Echo Show」シリーズを選択する割合が特出して高い傾向にあるという。

編集部

ビデオ通話だけではなく、親御さんや高齢の方がEchoを使って楽しい体験ができる、というその他のお勧め機能の例はありますか?

橘氏

最も身近な利用方法は声で天気予報が聞けること、他には懐メロなどの音楽や落語などを楽しんで頂くケースも多いようです。また、服薬の時間をリマインダーで設定しておき、お薬の時間が来るとEchoが教えてくれる、という活用方法もあります。
また、ご高齢に限らず、テレビやエアコン、照明器具のオン/オフをEchoに発話することで行えるスマートホーム機能がたいへん好評です。スマートホームに利用して頂いているユーザー様には特に満足度が高いという結果も頂いています。
日本国内ではスマートスピーカーの市場がまだ大きいとは言えません。今回の『BEYOND THE DISTANCE』など、これからもスマートスピーカー市場全体が大きくなるように努力したいと思っています。

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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