文章要約AI「タンテキ」どう使う? 利用事例やユーザーの声を公開、独自の自然言語処理APIも公開　バズグラフ

2021年12月31日 By ロボスタ編集部

株式会社バズグラフでは、独自の自然言語解析技術を駆使した文章要約AI「タンテキ」を現在無料で公開している。

同社では、このサービスがより便利になるよう日頃から文章要約AI「タンテキ」を利用しているユーザーにインタビューを行い、意見を取り入れながら日々の開発に努めており、この度、文章要約AI「タンテキ」活用方法の紹介も兼ねて、実際に行ったユーザーインタビューの内容を公式サイトにて公開したことを2021年12月28日に発表した。

また、独自の自然言語処理システムのAPIを、同年11月1日より公開しており、現在連携企業やユーザーを募集中だ。

文章要約AI「タンテキ」とは

文章要約AI「タンテキ」は、独自の自然現処理エンジンにより、主にニュース記事を中心としたAIによる文章要約を可能としたサービスだ。簡単な会員登録(無料)を行うだけで、タンテキで公開している全ての機能を利用できる。同サービスは、文章を要約するだけでなく、要約する際に「文章の中で重要とする箇所」を瞬時に抽出し、可視化することができる。
ユーザーインタビューによると、これらのことを応用することにより、WEBマーケティングや、SEO対策に関する記事の作成、さらには膨大な文章の整理や「議事録」などの社内文書、「レポート」などの課題にも活躍し、それ以外の分野でも活用方法は多岐に渡ると期待の声が上がっているという。

【従来のタンテキの特徴】
● 最大1万文字までの大量文章を要約
● 要約結果は瞬時に出力
● 要約サイズは「％・文字数・行数」を指定可能
● URL入力での本文抽出や、KWでのニュース検索からの要約も可能
● キーワード出現率や文章構造図などの便利な分析機能
● API提供可能

■【動画】文章要約AI「タンテキ」PV

ユーザーインタビューについて

RPA関連の仕事をされているS.Aさんと、WEBメディアのディレクターを担当されているK.Mさんの活用方法や、サービスに対するアイディアなどを掲載したインタビューの抜粋は以下の通りだ。

RPAと文章要約AI「タンテキ」の掛け合わせで、WEBマーケティングを効率化

S.Aさんは、仕事でRPAと組み合わせが可能な文章要約AIを探していたところ、「タンテキ」と出会ったとのこと。元々はマーケティング分野でもご活躍だったS.Aさんならではのアイディアは、API連携により実現が見込める貴重なご意見です。

S.Aさん

タンテキは、文字数や要約率の指定など機能的にも多く、RPAとの相性も良かったので使いやすいなと思いました。ハカセAPI(文章構造化API)は、重要なワードを抽出し文章の分析にも使用できるとのことなので、ビジネスへの応用が利くのではないでしょうか。データ自体の閲覧・分析はもちろん、ユーザーの行動一覧を拾えるツールなどとうまく組み合わせることができれば、ユーザーの行動の統計が取れるので、マーケティングとしての観点からも面白いですね。

WEBメディアの文章作成時にも活用！メディア編集者ならではの要約以外での利用方法とは

WEBメディアのディレクターを担当されていらっしゃるK.Mさんは、元々記事のまとめ文章を見ることが好きだったそうです。要約機能だけでなく、自社メディアで扱う文章のチェックにも利用できないかという、ディレクターならではの観点からも「タンテキ」に注目していただいています。

K.Mさん

タンテキは、伝えたいと思っている内容をきちんと抜粋してくれている印象です。見出しもきちんと判別していることが、本当にすごくて不思議でたまらない！三行では要約は無理だろうという長文でも、抜粋するならここだろうといった部分をきちんと残し、伝えたいことを切り取っていると思います。
メディアのディレクターとして、要約文章を読むという機能よりは、書いてもらう文章の確認用として使いたいです。自社メディアの記事の「まとめ・要点」に使用し、社内メディアでの作成文章を三行にまとめて共有できると便利だと思いました。現在は人が行っている作業ですが、「タンテキ」を利用すれば人件費削減にも繋がるかもしれませんね。

「タンテキ」のAPIが1ヶ月無料トライアル期間付き

同社で11月より公開している独自の自然言語処理システムのAPIは、現在はニュース記事をベースに機械学習を行っているが、API連携の際に機械学習のベースをカスタマイズすることができる場合もあり、更に今なら、文章要約AI「タンテキ」のサービスサイトでも実際に使用されているシステムが搭載されたAPIを、1ヶ月間無料でトライアル可能だ。