株式会社CoeFontが提供するAI音声プラットフォーム「CoeFont」は、AI音声で”喜怒哀楽の感情”を表現できる機能を2022年1月6日より、一般ユーザーに向けて提供開始することを発表した。また、今回の機能リリースを記念して、一般ユーザーが収録した喜怒哀楽の感情表現をしたCoeFontの中から、優れたCoeFontを選出し表彰するSNS投稿型キャンペーン「CoeFont Fes2022」を2022年1月6日から1月27日(木)までの期間で実施する。期間中はCoeFontの収録が無料開放となる。
AI音声に感情を纏わせる機能を一般ユーザー向けに提供開始
CoeFontは最新のAI音声合成技術を活かし、「声」を手軽かつ表現力豊かな「フォント」のようにすることをコンセプトにしたAI音声技術。従来では、50万円・10時間以上の収録を必要としていた音声合成を500円・15分の収録で、自然な発声のできるAI音声「CoeFont」を作成できる。作成したCoeFontはクラウド上で公開することができ、他のユーザーのCoeFontを利用したAI音声の作成も可能。作成したCoeFontが利用されるたびに、CoeFontの作成者に収益として還元される。またAPIを利用して、アプリやウェブサイトに組み込むことも可能。
「CoeFont」において喜怒哀楽の表現は同社キャラクター「アリアル」「ミリアル」「アベルー二」のみで利用できたが、今回のリリースにより一般ユーザーが収録した「CoeFont」にも、感情を纏わせることが可能となった。CoeFontの感情表現機能は前後の文脈を理解し、最適な音声表現が可能な「文脈理解」、感心や感動した際に発せられる「へぇー」等のニュアンス、言葉の語気を強める「!」や疑問表現となる「?」の感情表現が可能。これらの表現が可能となることで、CoeFontユーザーが、感情表現を活用したテキスト読み上げをできるようになる。また、今まではニュースやビジネス書の読み上げなどのナレーション業務的なことしかできなかったが、感情実装が行われることで、ライトノベルやアニメ、ゲームのセリフなどへの活用が見込まれる。
感情CoeFontの登録方法
感情CoeFontは「喜・怒・哀・楽」の感情を込めて規定のセリフ(300種類程度)を読み上げることで、4種類それぞれの録音が可能。感情CoeFontは通常のCoeFontの登録がなくても作成可能。また、収録費用は現状のハイエンドプランと同一料金(1,500円)で利用できる。
<文章例>
喜:「ものすごい大歓声だったね!」「お会いできて光栄です!」等
怒:「そんな急に言われても困るよ!」「そんなの聞いてないんだけど?」等
哀:「100円足りなくて本買えなかった・・・」「もうどうしようもないんだ・・・」等
楽:「もうデビューしたの?」「ペーパーテストは100点だったよ!」等
今後の展開
これまでのAI音声だけではなく、喜怒哀楽の感情を付与したCoeFontを提供することで、高品質なAI音声が集まるプラットフォームへの成長を加速していく。また、AI音声の商業利用シーンの拡大もあわせて展開することで、AI音声市場の拡大も目指す。
SNS投稿型キャンペーン「CoeFont Fes2022」について
CoeFontに感情表現が実装されたことを記念して開催する「CoeFont Fes2022」はCoeFontユーザーのための特別イベント。参加方法は「喜怒哀楽」の4つの感情表現のどれかをCoeFontに収録し、Twitterに「#coefontfes2022」を付けて投稿するだけ。投稿された作品の中から、選考委員会の心が動いてしまうような、感情が込められたCoeFontを選び、盛大に表彰する。
審査委員長にはCoeFont Officialとして、新たにCoeFontに参画した声優の森川智之氏が務め、プロの視点から、感情を込めたCoeFontを選出する。また、各部門に加え、CoeFontを利用して優れた動画作品を投稿した制作者を対象にした特別賞も提供する。
著名人や声優の声フォントを自分の作品に使うことができるCoeFont公認の声のフォント。ビジネスプランに加入しているCoeFontユーザーは、森川智之さんのCoeFontを利用したコンテンツを制作することが可能。
【SNS投稿型キャンペーン「CoeFont Fes2022」概要】
応募方法 | 1.CoeFontを収録(喜怒哀楽のいずれかの感情をCoeFontに登録) ※期間中はアリババクラウドのインフラ協賛により、すべてのCoeFont登録が無料となる。 2.Twitterへ投稿 |
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応募期間 | 2022年1月6日(木)〜1月27日(木)24:00 |
結果発表 | 2022年2月上旬を予定。 |
審査委員会 | 審査委員長:森川智之(声優) 部門審査委員:アリババクラウド 部門審査委員:小学館デジタルコミック企画室 部門審査委員:ピクシブ株式会社 部門審査委員:まんが王国 部門審査委員:株式会社イベンターノート 特別賞審査委員:株式会社CoeFont ※各部門に加え、CoeFontを利用して優れた動画作品を投稿した制作者を対象にした特別賞を提供する。 |
審査委員長からコメント | この度、「Coefont Fes2022」の審査委員長に就任することになりました、声優の森川智之です。このFesは誰もが参加できます。どんな方でも感情が込められるCoefontを作ることができます。あなたの音声合成がどう化学反応を起こすのか、それは出来上がるまで誰もわかりません。声優として35年、声に感情を込めてきましたが、こんなにワクワクする審査はありません。あなたのCoefontがどんなものになるか・・・楽しみながら試してみてはいかがですか?多くの皆さんが参加されるのを楽しみにしています。 |
キャンペーンページ | https://coefont.cloud/coefontFes2022 |
CoeFont Fes2022協賛 | 株式会社アクセルワン:審査員長 / 部門協賛 アリババクラウド:インフラ協賛 / 審査委員 / 部門協賛 小学館デジタルコミック企画室:審査委員 / 部門協賛 ピクシブ株式会社:審査委員 / 部門協賛 まんが王国:審査委員 / 部門協賛 株式会社イベンターノート:審査委員 / 部門協賛 ITmedia NEWS編集部:メディア協賛 株式会社スポーツニッポン新聞社:メディア協賛 |
AI音声サービス「CoeFont」
AI音声スタートアップの「Yellston」が社名とサービス名を「CoeFont」に統合 「アリアル」と「ミリアル」は引き続き無料で利用可能
東工大発ベンチャーがAI音声合成に喜怒哀楽の表現機能を追加 CoeFont感情表現のサンプルを公開
500円・15分の収録でAI音声合成を作成する「CoeFont CLOUD」先行リリース AI音声合成が利用されるたびに収益として還元
音声配信に特化したスキルマッチングサイト『CastLe Voice』リリース 音声配信に挑戦する人とスキルを持っている人をマッチング
Web音声合成サービス『CoeFont STUDIO』リリース テキストを抑揚表現つき音声でAIが再現 全サービス無料 東工大ベンチャー
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。