病気で外出できない子供達が遠隔操作ロボット「newme」で博物館を鑑賞 恐竜博士が国立科学博物館を案内
国立科学博物館は千葉大学医学部附属病院と千葉県こども病院、NPO法人ミルフィーユ小児がんフロンティアーズと共同で遠隔操作ロボットを使用した博物館鑑賞事業を実施することを発表した。
遠隔操作ロボットを使用した博物館鑑賞体験
同事業では千葉大学医学部附属病院と千葉県こども病院に入院する子供達がロボットを操作し、恐竜など中生代の爬虫類・鳥類が専門の真鍋真副館長が恐竜展示フロアから解説する。具体的には1月17日(月)16時から約1時間、第1部と第2部に分けて実施する。第1部(約30分)は千葉大学医学部附属病院に入院する子供達が国立科学博物館にいるロボットを操作。第2部(約30分)は千葉県こども病院に入院する子供達が国立科学博物館にいるロボットを操作する。使用するロボットはavatarin株式会社提供の遠隔操作ロボット(アバター)「newme」(ニューミー)。なお、同事業はロボットを介し、病気で外出できない子供達と恐竜の謎に迫り、病気と戦う子供達への応援メッセージを込めて実施する。
案内役:真鍋 真(まなべ まこと)副館長のプロフィール
生態系進化の時空的分析をテーマに、中生代の恐竜、中生代末の大量絶滅などに注目している。常設展示では地球館地下1階恐竜フロアを担当。最近の展覧会では「恐竜博2016」、特別展「恐竜博2019」、企画展「絵本でめぐる生命の旅」(2019.12.17~2020.3.1)の企画制作に携わった。著書は「深読み!絵本『せいめいのれきし』」(岩波科学ライブラリー、2017)、「恐竜の魅せ方」(CCCメディアハウス、2019)、「恐竜博士のめまぐるしくも愉快な日常」(ブックマン社、2019)、「せいめいのれきし(改訂版)」(2015)の監修、「わたしはみんなのおばあちゃん」(岩波書店、2019)の翻訳など。
国立科学博物館
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。