二子玉川蔦屋家電1階にある次世代型ショールーム「蔦屋家電+」(プラス)は、過去に展示した179点の中でもっとも注目を集めたプロダクトに贈られる第2回「蔦屋家電+ 大賞」を2022年1月14日(金)に発表した。
第2回「蔦屋家電+ 大賞」受賞プロダクト グランプリは「Romi」
「蔦屋家電+ 大賞」は審査員が選ぶのではなく、AIによる画像解析という客観的なデータをもとに、来店した人が興味を持ち、立ち止まり、体験した機会の多さで決まる。来店客の注目を最も集めたプロダクトを「グランプリ」、上位10プロダクトを「トップ10」とする。第2回「蔦屋家電+ 大賞」の対象プロダクトは2020年1月2日~2021年10月31日の期間中、蔦屋家電+で最低30日以上の展示を行ったプロダクト179点。
第2回「蔦屋家電+ 大賞」受賞プロダクト グランプリは「Romi」となった。「Romi」は万の日本語データを学習し、雑談ができるAIロボット。置き場所を選ばない手のひらサイズの小ささと静音モーターを採用。生き物のような動きと、100種類以上の顔アニメーションで表情豊かに会話を盛り上げる。
お子様をはじめ、老若男女問わず幅広い世代の方の注目を集め、各々がRomiとの会話を楽しんでいらっしゃったのが印象的でした。離れて暮らす高齢の両親にとご購入いただいたお客様もおり、ロボット=玩具という認識を超えた、まさにFUTURE LIFEをつくっていくプロダクトのひとつだと思います。
第2回「蔦屋家電+ 大賞」受賞プロダクト<トップ10>※順不同
Un プラズマエアシャワー美顔器(株式会社傳心堂)
マスクが必需品となり、様々な美容機器を目にするようになった昨今。その中でも家庭用プラズマ美顔器はめずらしいジャンルで、世界初として登場したUn。だからこそたくさんの方の注目を集め、興味をもって手にされていました。美容のルーティンをはじめたいと思っている方、奥様への贈り物を探している方など、体験理由はそれぞれですが、みなさんが一様に驚かれているのがとても印象的でした。
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Ontenna(富士通株式会社・加賀FEI株式会社)
音を光と振動に変換し、ろう者でも音を『感じる』ことのできる画期的なプロダクト。聴覚に障がいのあるお客様からは「自分ならこう使いたい」と具体的なお話をたくさんいただきました。また、健聴者の方からは「聴覚障がいのことを知るきっかけになった」や「音が振動で伝わることで、映画やコンサートの楽しみ方が変わりそう」というご意見もあり、ろう者と健聴者がともに楽しむ未来への一歩だと感じました。
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Jya コードレスLEDデスクランプ(SB C&S株式会社)
「こんなデザインのライトを求めていた!」と言える、シンプル且つスタイリッシュなデスクライト。それだけでも十分ではあるが、バッテリーを内蔵しコードレスで置き場所も選ばず使えるという機能面にも優れた、まさにユーザー側に立って開発されたプロダクトです。
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HAKONIWA(daisy*)
3Dスキャンした自分の顔のアバターをつくり、バーチャル世界を冒険できるデジタルアート作品です。人の体験の質を上げたVR・ARの技術を、アートの質を上げることにも応用した作品と言えます。突然、自分の分身がモニターの中に現れコミカルに踊り歩く様は、どこか違和感を感じながらも、面白さや、かわいさを感じて、夢中になって楽しんでいる方がたくさん見られました。
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パリパリキュー(島産業株式会社)
生ごみを乾燥させることで腐敗・悪臭を抑え清潔な暮らしを、そしてごみの減量を実現するプロダクト。「家庭の生ごみ問題解消のため」とご購入いただく方が多くいらっしゃいました。それが意識しないところで環境保全にも一役を買っていると考えると、個人と地球の問題は表裏一体なのだと実感。SDGsは未来のために欠かせない取り組みですが、思っている以上に身近なところからはじめられるものなのかも知れません。
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Faunaオーディオグラス(株式会社MiraArc)
スピーカーを搭載したアイウェアは既に数社から発売されていますが、本プロダクトはとにかく「デザイン」を気に入っていただくお客様が多くいらっしゃいました。オーストリアデザインで、そしてイタリア製アセテートと最高峰のメガネレンズを使用し、本物を知る方にも納得いただける逸品です。「テレワークで使用したい」といったお声が多かったのも時流に合ったアイテムと言えるでしょう。
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BODY PIXEL PRO(株式会社クライムアップ)
高機能とリーズナブルな価格を実現したマッサージガンの大本命。ユーザーが必要とする適切な強度に合わせて20段階にも調整ができ、アタッチメントは整体師と共同で開発されました。マッサージガンと聞けば「コリをほぐす物」と思いがちですが、本来は筋肉の可動域を広げ怪我を予防したり、リカバリーを早くすることが目的です。「PRO」スペックを謡うだけあって、施術後の見違えるほどのストレッチ性に感動します。
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VRS-1(オーディオハート株式会社)
とにかく一度座ると全てに驚く「椅子」。Dolby Atmosの再生に必要な11.2チャンネルのスピーカーを内蔵し、パーソナルサラウンド空間を実現します。サブウーファーも含めて14個のスピーカーに包まれながら映像作品を鑑賞すると、映画館ともまた違う没入感を得られます。音の良さだけではなく「聴こえ方」にもこだわり、座った瞬間に外の雑音も小さくなるなど、そこまで計算しているのかと驚くばかりです。
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Wrapup for iPhone12Pro/12/12mini(株式会社the150)
3 層の収納スペースを持ちながら、スリムなデザインを実現したiPhoneケース。Wrapup の入賞は、現金からキャッシュレスへ移行している今、最低限の小銭が持てる作りと、それでいてスリムで優れたデザインであることに多くの共感が集められた結果ではないでしょうか。多機能でありながらもミニマルである。相反するようですが、それを見事にかなえたプロダクトです。
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Romi(株式会社ミクシィ)
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第2回「蔦屋家電+ 大賞」の受賞プロダクトは2022年1月14日(金)からスタートする二子玉川 蔦屋家電「FUTURE LIFE」フェア 1階 特設ステージに展示される。
蔦屋家電+について
世界中のユニークなプロダクトに実際に触れることができ、創り手とのコミュニケーションによって製品開発に参加することができる次世代型ショールーム。最新テクノロジーを駆使した家電製品をはじめ、優れた技術を生かして開発された日用品、食品などのほか、発売前の最新プロダクトにも直に触れ、感じることができる。また、創り手のプロフィールや製品に込められた思い、デザインのコンセプトなど、普段触れることが難しいリアルな情報 蔦屋家電+のキュレーターが独自の目線で編集し紹介する。
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。