セコムがセキュリティロボット「cocobo」発売 AIや5Gを活用 公共空間と調和して巡回警備や点検業務、煙で不審者を威嚇も

セコム株式会社は商業施設やオフィスビルなどさまざまな場所に調和しながらAI・5Gなどの最先端技術を活用して警備業務を行うセキュリティロボット「cocobo」(ココボ)を2022年1月17日(月)に発売することを発表した。


公共空間と調和するセキュリティロボット「cocobo」

生産年齢人口の減少に伴う労働力確保が重要な社会課題となり、また警備業界においても警備員の負担軽減・労働環境の改善が求められている昨今、セコムはこの課題に対する一つの解決手段として、最先端技術を活用した新しいセキュリティの創出に取り組んでいる。


今回発売する「cocobo」はAI・5Gなどを活用し、常駐警備員の代わりに巡回警備や点検業務を行うセキュリティロボット。「cocobo」は巡回ルートを自律走行し、搭載したカメラでとらえた映像をリアルタイムでAI解析、残留者や転倒者、放置物の検知が可能。


また、不審者を発見した場合には音声やライトでの警告、煙を使った威嚇を行うことも可能。点検業務を行う際はアームを装着し、ベンチの下や自動販売機の奥側・底面など、人では確認が難しい場所も点検することができる。

また、「バーチャル警備システム」などのセキュリティシステム、建物の監視カメラ映像、エレベーター・電気錠などの設備情報、施設や地域の情報など、クラウド上のさまざまな情報を活用し、平時・有事の安全確保から有用・快適情報の提供まで、常駐警備員と連携して、幅広い業務の効率化と品質向上を実現する。


「cocobo」(ココボ)の主な機能

「cocobo」はAI・5Gなどの最先端技術を活用して巡回警備、点検業務など、さまざまな警備業務を提供するセキュリティロボット。異常を検知した際は防災センター等に設置された監視卓へ異常信号を送信、常駐警備員と連携して対応する。また、「バーチャル警備システム」や建物内の監視カメラ映像、エレベーター等の設備情報など、クラウド上のさまざまな情報を共有・連携し、より高度な警備業務を提供することができる。

スペック

■主な機能
・自律走行・自動充電
‐最高速度「6km/h」、段差「約50mm」まで走行可能。(周囲環境に合わせて速度を制限)
‐傾斜や凸凹などの悪路も自律走行し、障害物等を自動で検知して衝突回避が可能。
‐バッテリー残量に応じ充電台に戻り、自動充電。((約3時間充電で約3時間走行可能)
‐屋外走行が可能。(※オプション)

・映像、音声伝送/記録機能
‐搭載したカメラやマイクで収集した周囲の映像や音声はリアルタイムで監視卓に送られ、確認と記録が可能。

・残留者・転倒者検知(※オプション)
‐画像AIにより残留者や転倒者を検知して監視卓に通知。

・異常音検知(※オプション)
‐大きな音などの異常音を検知して監視卓に通知。

・火災検知(※オプション)
‐赤外線センサー又は熱画像センサーにより火災を検知して監視卓に通知。

・放置物検知(※オプション)
‐画像AIにより放置物を検知して監視卓に通知。

・アームによる点検(※オプション)
‐赤外線センサー、可視カメラを搭載したアタッチメントを使用して熱源(危険物)を検知し監視卓へ通知。
‐ハンド型アタッチメントを使用して扉の施錠確認が可能。(開発中)

・クラウド連携(※オプション)
‐セキュリティシステムや設備情報などの各種クラウド情報と連携させることで、エレベーター連動によるフロア移動、災害情報の提供や注意喚起などが可能。

<レンタル価格>
※オプションはセコムグループの常駐警備サービスを導入しているユーザーが対象となる。

cocobo本体(標準):300,000円/月(税込330,000円/月)
充電台:60,000円/月(税込 66,000円/月)
監視卓:30,000円/月(税込 33,000円/月)
防水加工※:10,000円/月(税込 11,000円/月)
検知対応※:使用する検知機能に応じた価格となります
アーム※:装着するアタッチメントに応じた価格となります(開発中)
クラウド連携※:連携する内容に応じた価格となります
カラー変更※:500,000円/回(税込550,000円/回)
色・ロゴデザインの指定が可能

関連サイト
セコム株式会社

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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