顔認証で受付を無人化 AIアシスタント「PLEN Cube」に壁掛けタイプも登場 新宿のコワーキングスペースで実践導入

水・住まい・農業の領域で生活インフラにかかわる商材を取り扱う渡辺パイプ株式会社は PLEN Robotics株式会社と提携し、1月17日に東京都新宿区にオープンしたコワーキングスペース「SEDIA Place 新宿」にて、顔認証による受付無人化システム「PLEN Cube」を導入したことを発表した。

今回導入した「PLEN Cube」は3台構成で、お馴染みの立方体のロボット「標準型」に加えて、新しい壁掛け型の「特別版」も1台、採用した。

PLEN Cube 標準型

PLEN Cube 特別版 (壁掛け型)

顔認証を活用することで、会員証を忘れたり、無くしたり、また、不正利用のリスク等を軽減することが期待できる。また、利用状況のデータ化、施設管理の定型業務自動化により、最小限のスタッフでコワーキングスペースを運営することも可能になる。



顔認証による受付無人化システムについて

受付無人化システムは端末内で顔認証、音声案内を⾏う AIアシスタント「PLEN Cube」とクラウド上の予約管理アプリケーション、及びスマートロック連携から構成される。会員制施設や企業の事業所など様々な用途で入退出管理を省力化、データ化することができる。


1.「PLEN Cube」は施設内に設置する「通常版」と共⽤部に⾯した通⽤⼝の壁⾯に取り付ける「特別版」(壁掛けタイプ)の3台を設置。会員の顔認証、入退館のログ取得のためのインターフェースとなる。

2. 予約管理アプリケーションは、会員登録、会員ステイタス管理、会議室予約管理、⼊退館データ管理及びデータベースから構成されるクラウド上のアプリケーション。

3. スマートロック連携は、施設内2箇所のドアに設置されたスマートロックとこれらを「PLEN Cube」の顔認証で解錠するためのネットワークから構成される。

システム構成図




AI アシスタント「PLEN Cube」とは

AI アシスタント「PLEN Cube」は 7.4cm の立方体端末内にデジタルビデオ・カメラと顔認識、顔認証、音声認識、会話合成機能を搭載し、入退室管理や商品レコメンド、健康チェックなどを⾏う。端末内でAI処理を行うため、遅延が少なく、顔認証の定額使い放題を実現した。「SEDIA Place 新宿」では立法体の「標準型」に加え、壁⾯取り付け⽤の「特別版」を使用している。

立法体の「標準型」




SEDIA Place 新宿とは

「SEDIA Place 新宿」は、渡辺パイプとメーカー、そして渡辺パイプの顧客である⼯事店や⼯務店が繋がり、共にビジネスを進められる場所。カタログスペースやフォンブース、半個室ブースなど仕事をするのに快適な環境が整っている。
渡辺パイプと PLEN Robotics は「今後も中小企業の DX 推進に役⽴つ取り組みを共同で推進してまいります」とコメントしている。

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ロボスタ編集部

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