TBS Nスタでのロボット特集を見ました。
TBSで夕方にやっているテレビ番組Nスタでロボットの特集をやっていました。
まずは、ハウステンボスにオープンした「変なホテル」。
変なホテル
http://www.h-n-h.jp/
何が変なのか気になるところなので公式サイトを見に行くと、このようなコンセプトで運営されているそうで。
「変なホテル」は、先進技術を導入した世界初のホテルです。 環境にも配慮した現代的でスマートな設備は、滞在の快適性や楽しさももたらします。 ハウステンボスの思い出をさらに豊かなものにする当ホテルに、どうぞご期待ください。
「先進技術を導入した初のホテル」ということで、スタッフのほとんどがロボットです。
受付から早速ロボットです。本物の女性と見間違えそうですが、ロボットです。スタッフには恐竜型のロボットも。どういう仕事を担当してるんでしょうかね?
お客様の荷物を運んでくれるのは、ポーターロボット。運び終えると自動で戻っていきます。部屋への入室は、顔認証システムが導入されています。部屋の中にはコンシェルジュロボットがいて、いろいろなことをやってくれます。
ホテル全体のスタッフの数は、人間が数十人に対しロボットが80台と圧倒的にロボットの数が多いです。ロボットに様々な業務を行わせることによって人件費が1/3程度になるので、過疎地や海外への展開を検討しているそうです。
次はみずほ銀行に入行したPepperの紹介です。
「お客様へのご案内や窓口へのトスアップをスムーズにできるよう、精一杯がんばります!」と決意を語るPepper。銀行ではじめてPepperを導入したのがみずほ銀行だそうです。
ちなみに、NAOをはじめて銀行に導入したのは三菱東京UFJ銀行だったりします。
みずほ銀行の銀行員となったPepperは、落語で金融商品の案内をしたりあの有名なドラマをもじった川柳で場を和ませてくれます。
将来的には顧客との会話を分析して、取引の提案をすることを検討しているそうです。IBMのワトソンとPepperを連携させるのかな?
みずほ銀行のコールセンターでは、すでに人工知能、IBMのワトソンが導入されています。(ワトソンについては「IBMのWatson(ワトソン)について調べてみた」をご覧下さい)
お客様からの質問を聞き、ワトソンが答えを検索してコールセンターのスタッフに伝えるという仕組みです。
今回のお問い合わせは「代表利用口座の変更手続き」という、なかなか耳にしない手順の方法です。コールセンターのスタッフは手元のノートで調べようとしましたが、ワトソンは早速検索することができました。この早さには「えらいじゃん!」とスタッフからワトソンへのお褒めの言葉が。
ワトソンにより、現在最大30分かかっている問い合わせ時間を、平均7〜8分への短縮を目指します。
みずほ銀行ではPepperやワトソンを使って、ファイナンス(金融)とテクノロジー(技術)を組み合わせた「Fintech(フィンテック)」を目指していくそうです。
こんな感じで、これからどんどんとロボットや人工知能が私たちの生活に使われていきそうですね。
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。